【今さら聞けない】高速道路で見かけるNシステムって何?

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実は覆面パトカーや白バイが隠れている可能性も!

Nシステムとは、警察が道路に設置している自動車ナンバー自動読取装置のこと。全国に1690台が設置されている(2015年5月現在)とされる。

基本的に手配車両の追跡に用いられ、犯罪捜査の有力なツールとして用いられている。外観がこのNシステムに似ているオービス(自動速度違反取締装置)もあるが、基本的に速度は計測していない。

Nシステムとオービスの見分け方としては、Nシステムの方が多眼(撮影機材が多い)ということ。Nシステムの下を車両が通過すると、ナンバー・搭乗者をすべて自動的に撮影、記録されてしまう。

やましいことをしていなければ、肖像権、プライバシーに関わる面はあるにせよ、今のところドライバーに大きな影響はない。

また、速度取締機ではないので、たとえ制限速度をオーバーして通過しても、Nシステムの撮影によって速度違反が検挙される心配はない。

そのため、こうしたことを知っている人は、オービスの手前では減速するが、「Nシステムの下は、いい勢い(!?)で通過しても、問題なし」として、元気よく駆け抜けていくツワモノも多いようだが、これが意外な落とし穴だったりする……。

たしかに、Nシステムでは速度は計測していない。しかし、当たり前だが警察の施設内には、このNシステムが撮影した画像を監視している部署があるわけで、そこでモニターを監視している担当者が、「○○道、何キロポスト付近を、制限速度を大きく上回るペースで走っている、△色のスポーツカーを発見」と、現場付近のパトカーや白バイに知らせていないとは限らない。

いや、むしろ筆者の周囲の関係者からは、高速道路などでNシステムの下を勢いよく通過すると、その数キロ先で待ち構えていたように覆面パトカー、もしくはパトカーが現れる、という話がよく聞かれる。

また、高速道路などでは、「速度自動取締機設置路線」というオービスの警告板が表示されている区間に、このNシステムが設置されていて、Nシステムをオービスだと勘違いしたドライバーが、Nシステム通過後に、ペースを上げた頃合いに、本当のオービスが待ち構えていて、うれしくない有料記念撮影ということも!

というわけで、夏の行楽シーズンに遠出をされる皆さんは、「あっ、これはオービスではない。Nシステムだ」と油断せず、常時安全な速度、法定速度内をキープして、楽しく、いい思い出になるドライブをお楽しみください。

(文:藤田竜太)