4日、開通初日から6度もの故障で運行中断が相次ぎ、5日目には列車のドアが開かない騒ぎが起こった仁川地下鉄(仁川都市鉄道)2号線だが、不安定な運行状況の他にも利用者からの不満が続出している。資料写真。

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2016年8月4日、韓国・MBCテレビなどによると、7月30日の開通初日から6度もの故障で運行中断が相次ぎ、5日目には列車のドアが開かない騒ぎが起こった仁川地下鉄(仁川都市鉄道)2号線だが、不安定な運行状況の他にも利用者からの不満が続出している。

その一つが、仁川佳佐駅1番出口にある階段。下から見上げると文字通り先が見えないほど長く健康な人でも思わずため息が出そうだが、エスカレーターは設置されていない。地上出口まで124段、高さ22メートル、7階建てマンションに相当するというこの階段に、インターネット上では早くも「地獄階段」「ヘル(地獄)階段」そして「天国への階段」といった別名がつけられているという。同駅の2番出口も93段の階段が待っており、1番出口と大差ない。同路線を運営する仁川交通公社は、「出入り口のスペースが非常に狭くエスカレーターを設置できなかった」と説明している。

障害者対応も不十分だ。同路線の駅の中には車いす用リフトが設置されていない所もあり、車いす利用者はエレベーター利用が必須となるが、MBCテレビの取材時には肝心のエレベーターが故障し車いす利用者が駅から出られなくなっていた。そして視覚障害者向けの案内にもミスが。ある駅の点字ブロックに従ってトイレに行こうとすると壁に行き当たり、その壁に貼られた「トイレ」の点字に従うと今度は柱に当たるというありさまだ。

開通から6日目となった4日現在、仁川地下鉄2号線では8件の故障が発生している。

報道を受け、韓国のネットユーザーが多数のコメントを寄せた。

「賄賂を受け取ったやつが手抜き工事を見過ごしてやったに違いない。捜査すべき」
「ちょっと調べただけでも不正がぼろぼろ出そうだ」
「こんな階段、いったい誰が設計したんだろう。何も考えてないね」

「階段を踏み外そうものなら体のどこか駄目になるか、命までも…」
「仁川市民として恥ずかしい」
「その階段を上り下りする苦労をしてまで地下鉄に乗りたい人はいない」
「穴を掘る技術は最高だな」

「これで工事も手抜きだったら本当に危険だ」
「未開な中国レベルだね」
「仁川にはなぜまともな物がないんだろう?」
「仁川市は市民の健康を最優先に考えているようだ」(翻訳・編集/吉金)