「ココナッツパインのアイス」(P.37)

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 梅雨も明け、今年も本格的な夏がやってきた。ジメジメしなくなったのはいいが、続く猛暑に立っているだけで体力を奪われるこの季節。毎年夏バテに苦しむ人も多いだろう。

 そんな、日々の疲れに悩む人におすすめしたいのが、『酵素いきいき生甘酒 ノンアルコール、ノンシュガー、麹でつくる ドリンク、スイーツ、ひんやり料理88』(是友麻希/主婦の友社)。生甘酒とは、低温でじっくり麹菌を殺さずに作る甘酒のこと。市販の甘酒は加熱処理してあることも多く、麹菌が死んでしまっているものも多いのだとか。「飲む点滴」ともいわれている栄養満点な生甘酒は、疲労回復を促し、夏バテ防止にもなるそうだ。

 筆者も夏の暑さに弱く、毎年のようにぐったりしてしまう。そこで夏バテを回避すべく、生甘酒レシピを試してみた。

「オン・ザ・ロック」(P.20)


 まずは、基本の生甘酒をロックで。作り方は、麹とお湯を炊飯器に入れて保温するだけ。60度前後をキープすることで、麹菌が死なずにでんぷんを糖に分解してくれるので、砂糖を加えなくても十分甘くなる。4時間ほど置けば、出来上がり。

 優しい甘さと麹が持つ深い味わいは、麹から作る甘酒ならでは。酒かすで作る甘酒と違ってアルコール分もないので、子どもでも美味しく飲むことができる。

「ココナッツパインのアイス」(P.37)


 続いて、この時期のデザートにぴったりの「ココナッツパインのアイス」。作った生甘酒とココナッツミルクをミキサーにかけ、刻んだパイナップルを加えて再度ミキサーにかける。あとはレーズンを加えてジッパー付き袋に入れ、冷凍。ときどきもみながら冷凍すると、固くなりすぎず滑らかなアイスに仕上がる。

 ココナッツミルクとパイナップルのトロピカルな味が、甘酒の風味と合わさることでより奥行きのある味に。普段食べるアイスをこれに変えれば、お手軽に麹の力を体内に取り込むことができる。

「もやしと豚しゃぶの冷やし中華」(P.75)


 3つめは、食事にも甘酒を取り入れられる「もやしと豚しゃぶの冷やし中華」。豚肉は茹で、大葉とミニトマトを切る。中華麺を茹でて冷水にとって水を切り、器にすべて盛り付ける。そこに生甘酒、練りごま、醤油、酢、ごま油、生姜を混ぜ合わせたタレをかけて完成。

 ごまだれに甘酒を加えることで、砂糖を入れずに本格的なごまだれを作ることができる。きゅうりや卵、ハムなど好みのトッピングに変えて作ればバリエーションも豊かに。食欲がない時でも食べやすく、重宝する一品。たれに一味を加えても美味しかった。

「とうふ白玉のあんころもち」(P.87)

 最後は、さつまいも入り生甘酒をかけた「とうふ白玉のあんころもち」。加熱したさつまいもを角切りにし、麹、お湯とともに炊飯器に入れて、生甘酒を作るのと同じ要領でさつまいも生甘酒を作る。あとは、白玉粉に豆腐を加えてよくこね、丸めて茹でて冷水にとり冷ました白玉団子にかけるだけ。

 豆腐で作ったとは思えないもちもちなめらかな白玉に、さつまいも生甘酒がよく絡んで絶品。麹の力で、さつまいもの甘さも増してほっくりする。

 この『酵素いきいき生甘酒 ノンアルコール、ノンシュガー、麹でつくる ドリンク、スイーツ、ひんやり料理88』には、他にも「生甘酒スムージー」や「生甘酒モンブラン」、「生甘酒ポテトサラダ」など毎日お手軽に生甘酒を活用できるレシピばかり。デザートだけでなく、食事にも取り入れられるのが有難い。

 作った生甘酒は、冷蔵庫に入れておけば一週間くらいは持つとのこと。多めに作っておいて日々の食生活に取り入れると、「今年は夏バテしてない…!」と嬉しい改善を感じられるかもしれない。

文=月乃雫