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ZMPは8月5日、ZMP RoboCar MiniVanへ自動運転システム用オープンソースソフトウェア「Autoware」を搭載した自動運転車両の「RoboCar MiniVan Autoware基本パッケージ」の販売を開始すると発表した。

Autowareは、名古屋大学を中心に開発され、自動運転の研究開発用途に公開されている、LinuxとROS(Robot Operating System)をベースとした自動運転システム用オープンソースソフトウェア。市販ハイブリッド車ベース自動運転技術開発プラットフォームRoboCarに、レーザレーダ、カメラなどの環境センサを搭載、自動運転ソフトウェアとしてAutowareを実装することで、自車位置や周囲物体を認識しながら、カーナビから与えられたルート上を自律走行することが可能となる。

同社はこれまで、5人乗り乗用車ベースのRoboCar HVへAutowareを搭載したパッケージを販売していたが、今回発表された商品は7人乗りミニバン型車両をベースとしたRoboCar MiniVanへAutowareを搭載したパッケージ。RoboCar MiniVanをベースとすることで、車両内へ大型コンピュータなどの機材を搭載しての高度な研究開発や、より多くの人を運搬することを想定した自動運転車両の研究開発へ応用することができるとする。価格(税別)は2380万円〜。

(神山翔)