中国には「反日感情」を理由に、日本製品の不買や日系車の購入を拒否する人が今なお存在する。こうした愛国心をむき出しにする人びとは、中国では「憤青(憤怒青年)」と呼ばれるが、憤青も実際に日本製品や日系車に乗ってみるとこれまでの考え方が一変することもあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国には「反日感情」を理由に、日本製品の不買や日系車の購入を拒否する人が今なお存在する。こうした愛国心をむき出しにする人びとは、中国では「憤青(憤怒青年)」と呼ばれるが、憤青も実際に日本製品や日系車に乗ってみるとこれまでの考え方が一変することもあるようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、自らを「憤青」だったと語る中国人の手記を掲載し、自分の好みやニーズにあった車が「日系車」であったため、日系車を購入したという元「憤青」のエピソードを紹介した。

 記事は、この中国人がもともとフランス車に乗っていたことを紹介し、自動車の買い替えの際に20万元(約305万円)という予算内で自動車選びを行い、多くの吟味を重ねた結果、「憤青」としては排斥の対象であったはずの日系車を購入するに至ったと伝えた。

 元「憤青」の中国人が自動車を選ぶにあたって掲げた条件は複数存在するが、主な条件は「故障率が低いこと」、「大きなシェアを獲得していること」、「値持ちが良く、中古で売却しやすいこと」などだった。こうした条件のもとで自動車探しをした結果、日系車しか条件に合致しなかったのだという。そのため、「国の仇にとらわれず、自らの生活に忠実に」なって検討した結果、日系車を購入したと伝えている。

 元「憤青」として、かつては批判を展開していた日系車を購入してみると、その乗り心地や性能に魅了されて愛着が湧いたようで、今度は「外観からは度量の大きさが伝わってくる」、「とてもメンツが立つ」、「車内空間の広さに大満足」などと、日系車を高く評価しており、考え方が一変したことが伝わってくる。愛国心の強い憤怒青年の日系車に対する理不尽な考え方が一変し、日系車のファンが1人増えたことはとても喜ばしいことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)