何も分からない赤ちゃんの頃とは違い、夏休みとなれば思い出作りのモチベーションが急激に上がる幼児期。オムツもはずれ卒乳している子どもが大多数なので、乳児期のときと比べると、公共機関の長距離移動はかなり楽になるだろう。

●幼児でも9割以上のママが周囲の迷惑を気に掛ける

だが、ママテナのアンケートで「長時間公共交通機関を利用する際、気を使うのはどんなことですか?」と尋ねてみたところ、92.1%のママが「子どもが騒いで迷惑をかけないこと」と回答(有効回答数151)。

ある程度言い聞かせることができる年齢でも、周囲への気遣いはまだまだ必要な様子。さらには乳児のようにグズらないものの「つまんない!」「まだつかないの?」と駄々をこねる幼児のために、「子どもを飽きさせない」と答えたママは72.8%にものぼった。

ママが飽きさせない工夫として一番多い意見は「好きな絵本やおもちゃを持って行った」の69.5%で、次は「とにかくお菓子を食べさせた」の35.1%。やはり幼児でも「本・おもちゃ・お菓子」は長距離移動に欠かせないアイテムのようだ。ほか乳児にはないアイテムとして「スマホの動画やDVDポータブル」が25.8%、「ポータブルゲーム」が10.6%となっている。

●幼児ならではの大きなハードル、移動中のトイレ問題

一方、乳児にはない幼児の大きな問題としてママたちの62.3%が「気を使う」と答えたのは「トイレ」の問題だ。大人と違ってひとりでトイレに行けないことも多く、さらにオムツがはずれたばかりだと「おもらし」をすることも多い。実際にママたちが困ったという具体的エピソードを紹介しよう。

「ひとりが寝てしまい、もうひとりがトイレと言ったときにおいていけず、起こして2人でトイレに行った。まだひとりで便器に座れないので、眠いもうひとりがぐずり大変だった」(30代前半)

「トイレ待ちの長蛇の列に子供がうんちを漏らしてしまい、仕方なく男性用トイレの個室にかけ込んだ」(40代前半)

「飛行機の着陸直前に『トイレに行きたい』と言い出し、漏れる寸前だった」(40代前半)

ほかにも、最近は洋式トイレでしか用を足せない子どもが増えているため「和式トイレしか空いてないときに困った」(30代後半)という意見も多数。なかには「トイレに困るので念のためオムツをはかせた」(40代前半)という意見まであった。

乳児と違い、ある程度意思疎通ができる幼児は楽な面が多々あるのは事実。だが、幼児ならではの難しさも長距離移動には存在する。やはり小さい子どもを連れての旅行はまだまだ大変なことが多いようだ。

(高山恵+ノオト)