日本製と言えば、今なお高品質で高い評価を得ているが、家電分野における世界シェアでは中国や韓国の企業に逆転され、圧倒的にシェアを奪われているのが現実だ。中国製と言えば、今なお日本では「安かろう、悪かろう」と考える消費者が多いであろうが、近年は一部の中国製が品質を急速に高めている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本製と言えば、今なお高品質で高い評価を得ているが、家電分野における世界シェアでは中国や韓国の企業に逆転され、圧倒的にシェアを奪われているのが現実だ。中国製と言えば、今なお日本では「安かろう、悪かろう」と考える消費者が多いであろうが、近年は一部の中国製が品質を急速に高めている。

 中国メディアの東方頭条はこのほど、「メード・イン・ジャパン」と「メード・イン・チャイナ」の力関係はひと昔前と違って逆転していると主張する記事を掲載。二十数年前の消費者は日本製のテレビを誉め称える一方で、中国製テレビをけなしたとしながらも、「現在、中国市場で日本製テレビを見かけることは稀だ」と伝えている。

 記事は、テレビ市場のみならず、パソコン、携帯電話、洗濯機などの製品にも「日中製品の力関係の逆転」が見ることができると主張。こうした逆転関係は中国市場のみならず、世界中で起きていると論じた。

 さらに「メード・イン・チャイナの技術進歩とコスト面での巨大なアドバンテージの前に、メード・イン・ジャパンは全面的に壊滅しつつある」と主張。そして「中国は日本製品がなくても国産製品や欧米製品を代替品にできるが、日本は中国製品がなければ生存できなくなる」と主張し、「未来は中国にある」と主張した。

 中国ではこのような主張を展開するメディアが存在する一方で、別のメディアは「中国製のスマートフォンに使用されている日本製の部品は非常に多い」、「日本製の部品がなければ率直に言って一歩も進めない」とも報じている。事実、中国の一部のハイエンドスマートフォンのうち、日本製の部品が占めるコストの総額はそのスマホ全体のコストの約50%に達するとの分析もある。

 さらに、中国のスマートフォンメーカー「小米(シャオミ)」の雷軍CEOも「日本のパートナーとの協力関係は小米の非常に重要な戦略である」という見解を示している。従って「中国は日本製品がなくても国産製品や欧米製品を代替品にできる」という主張はかなり極端な見方であり、実際には日本製の競争力は衰えておらず、中国こそ日本製に依存しているとも言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)