近年、中国人の爆買いが話題になっているが、家電などよりも先に爆買いの対象となった製品がある。それは粉ミルクと紙おむつだ。2008年、中国の一部メーカーの粉ミルクから有機化合物メラミンが検出され、中国製品の信用は失墜、香港などでは外国製の粉ミルクの売り切れが相次ぎ、社会現象化した。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、中国人の爆買いが話題になっているが、家電などよりも先に爆買いの対象となった製品がある。それは粉ミルクと紙おむつだ。2008年、中国の一部メーカーの粉ミルクから有機化合物メラミンが検出され、中国製品の信用は失墜、香港などでは外国製の粉ミルクの売り切れが相次ぎ、社会現象化した。

 事件から数年が経過した今でも、中国では粉ミルクや紙おむつは日本製をはじめとする海外ブランドのほうが支持を得ているが、中国メディアの騰訊は中国人消費者が日本メーカーの紙おむつを購入する理由を考察している。

 記事は冒頭、1998年から米国企業が中国の乳幼児向けのオムツ市場に進出をはじめ、その後日本や韓国企業が進出した過程を説明。特に近年は日本の企業が市場シェアを拡大している様子を伝えている。

 では、なぜ日本メーカーの紙おむつが人気なのだろうか。記事の指摘した1つの理由は、「中間層の増加」だ。日本メーカーの製品は中国企業の製品に比べて高品質であることは広く知られているが、以前は高額のオムツや粉ミルクを購入できなかった世帯が、経済発展の恩恵を受け、日本企業の製品が購入できるようになった。

 そのほか、「インターネット販売の台頭」も日本の紙おむつの人気を加速させている。ネット販売であれば、利便性の高さはもちろん、日本からの直送も可能であるため正規品を入手できる。いかに中国で偽物が多いかが分かるが、少子高齢化が進んでいる日本と異なり、一人っ子政策の廃止を決めた中国では今後乳幼児向け製品の市場拡大が見込まれ、日本企業のシェア拡大も期待できるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)