二極化する中年女性の性欲……夫がとるべき行動は? 専門家がアドバイス

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中高年の夜の営みにまつわる悩みというと男性のED(勃起不全)に焦点が集まるが、女性も更年期障害や性器が十分に潤わないなどの問題を抱えている。「教えて!goo」では「性欲があるのにできない!EDに関する疑問に専門医が回答」という記事を先日リリースしたが、今回は女性たちの悩みに真剣に応えたい。

■出産を境にセックスレスに

既婚女性にとって最大のイベントはやはり出産だろうか。子宝に恵まれたことは大変喜ばしいことだが、女性の心身がガラリと変わってしまうこともある。恋人・夫婦仲相談所所長の二松まゆみさんは次のように話す。

「産後の痛みが長引いてしまい、『まったくその気にならない』という妻側の意見は多数。会陰切開のあとがひきつる、濡れかたが足りないなど、産後の女性の体は以前とは違うのです」

二松さんは「身体が変化したことを夫に伝え、キスやスキンシップの後に射精のみ別の方法でしてもらいましょう」とアドバイス。ローションなどを活用するといいだろう。

また、子育てに奮闘する妻に対して性欲を失ってしまう夫も少なからず存在する。育児に忙しい妻にとってはこれ幸いかもしれないが、夫が浮気に走ってはいけない。女性らしさも忘れずにいてほしい。

■二極化する中高年女性の性

40代を迎えると更年期障害や、身体の乾きに直面して性欲が減退する女性がいる一方、年齢を重ねてから性欲が高まり、疲れている夫の淡泊なセックスでは満足できないという対極の女性も出てくるという。

二松さんは「性欲の強弱は、過去のその方の性遍歴、自己開発に連動します。身体と心の性的開花は、その人次第ということです」とし、「どんな男性とお付き合いするか、結婚するかも関わりますが、女性の性の欲求は生き方によって二極化するのです」と分析する。

さらに男性には「自分のパートナーが、性を封印してしまったタイプか、開花して性欲が高まってきたタイプかをよく理解し、向き合っていただきたい」と求める。その気がない妻に性欲をぶつけるのも、やる気満々の妻に背を向けるのも罪である。妻の性欲を失わせたのも、妻の性欲を育てたのも夫の可能性が高いのだから。

婦人公論の別冊「快楽(けらく)白書2012」掲載の読者アンケートでは「人生にセックス、または性的快楽は必要ですか」との問いに8割が「YES」と回答していたそうだ。一方、夫婦の4割がセックスレスという調査結果もある。二松さんは「夫婦で寝室事情に関して語り合うことは少ない我が国ですが、まじめに夫婦間の話題として取り組んでみてください」と訴えている。

●専門家プロフィール:二松まゆみ
恋人・夫婦仲相談所 所長、執筆家。すずね所長の名前でも知られる。夫婦仲、恋仲に悩む女性会員1万3,000名のコミュニティを展開。「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」 (講談社α新書)など著書多數。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)