Doctors Me(ドクターズミー)- 調味料代わりにも? 減塩できる酢ショウガは《理想の健康常備食》

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血流を促す酢と代謝を高めるショウガが合体し塩分ゼロで美味の酢ショウガは超優良健康食

体を温めれば大半の病気は回復する
高血圧や糖尿病などの生活習慣病をはじめ、耳鳴り、頭痛、めまい、不眠、更年期障害といった不定愁訴(原因不明の体調不良)まで、私のクリニックにはさまざまな病気や症状に悩む患者さんが多数訪れます。

こうした病気や症状は、西洋医学的な対症療法(表面的な症状の緩和を目的とする治療法)だけで改善するケースはごく限られています。

そのため、当クリニックでは自然治癒力の向上を目的とした治療を行うとともに、患者さんの体質や生活習慣を総合的に判断したうえで食事療法や運動療法を指導し、自宅で取り組んでもらっているのです。
 
治療とセルフケアで特に重要なポイントは、「体を温めること」です。私たち現代人は加工食品やスナック菓子、清涼飲料水のとりすぎで栄養バランスが偏り、日ごろの運動不足から筋力も低下しています。どちらも全身の血流を滞らせて体を冷やし、その結果として自然治癒力の低下を招いているのです。

逆に、体を温めれば血流の促進に伴って内臓や筋肉の新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)がよくなり、体温上昇による白血球の活性化も加わって免疫力(病気から体を守る力)が向上します。

つまり、あらゆる病気を快方へと導く最大の秘訣が、体を温める習慣を生活のすみずみに取り入れていくことなのです。

サラサラ血液になり体温も上昇
体を温める習慣の中でも食事の見直しは特に重要になり、その手始めとして患者さんたちにすすめているのが「酢ショウガ」の常食です。
酢とショウガは、それぞれ優れた特長を備えており、まずは酢の働きから紹介しましょう。

1.赤血球の変形能(毛細血管などを通り抜けるためにみずからの形を変える能力)を高める働き
2.血栓(血液の塊)をできにくくする働き
3.血液中の悪玉(LDL)コレステロールを減らす働き
4.血管を拡張する働き

これらの作用によって血液がサラサラになり、手足の毛細血管にいたるまで血流が全身に行きわたりやすくなります。

次に、ショウガの辛み成分にも代謝(体内で行われる化学反応)を高めて体を温める次のような働きが備わっています。

1.自律神経(意志とは無関係に血管や内臓の働きを支配する神経)を正常化し、基礎代謝(安静時に行われるエネルギー消費のしくみ)を高める働き
2.体温を上げる働き
3.体内の余分な水分を排出する働き
4.血管を拡張する働き

多くの人が試し効果は検証ずみ
酢ショウガをとると、こうした血流アップと体温アップの相乗効果によって自然治癒力が向上し、健康の回復が期待できるのです。

もちろん、食事では酢ショウガだけを食べていればいいというわけではありません。しかし、酢ショウガを日々の食事に取り入れるようになってから、食品の安全性や栄養バランスを自然と意識するようになったと話す人は多く、食事の改善を習慣化するうえでも酢ショウガはその動機づけになっているのです。

また、酢もショウガも日本人には昔からなじみ深い味と香りで、和食から洋食、中華までさまざまなメニューに組み合わせやすく、毎日食べても食べあきません。

さらに、塩や砂糖も含まれないことから、高血圧や糖尿病の人にも安心してすすめられ、降圧薬や血糖降下薬などと併用しても副作用があったという報告は聞いていません。

最近では、酢ショウガの健康効果がテレビや雑誌などの特集でも検証されるようになり、血圧や血糖値の低下作用、血管の若返り効果、体温アップ効果、ダイエット効果などが実証されています。

このように、酢ショウガをとっている人たちからさまざまな健康効果が報告されている一方で、私の知るかぎり副作用などの報告は一つもないことから、みなさんも安心して酢ショウガを食事に取り入れてみてください。

酢とショウガの主な働き

●酢の働き
1.赤血球の変形能を高める働き
2.血栓をできにくくする働き
3.血液中の悪玉(LDL)コレステロールを減らす働き
4.血管を拡張する働き


●ショウガの働き
1.自律神経を整えて、基礎代謝を高める働き
2.体温を上げる働き
3.体内の余分な水分を排出する働き
4.血管を拡張する働き


(監修:イシハラクリニック副院長 石原新菜)