左から蘇嘉全立法院長、岸信夫衆院議員

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(東京 4日 中央社)自民党の岸信夫衆院議員は4日、台湾の超党派議連「台日交流聯誼会」のメンバーらと会談した。岸氏はあいさつで、今年1月の総統選挙の結果、民主進歩党(民進党)の蔡英文政権が誕生したことに触れた上で、「日台関係は常に深化している。今年は新たに再スタートした1年」だと述べ、関係のさらなる発展に期待を示した。

岸氏は安倍晋三首相の実弟で、この日台湾の議連と交流した「日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会」の会長を務める。昨年10月には、総統候補だった蔡氏が安倍首相の地元、山口県を訪問した際、視察に同行。5月上旬にも就任を控えた蔡氏と会談している。

日台関係は4月下旬、退任直前の国民党の馬英九総統(当時)が、日本の沖ノ鳥(日本名:沖ノ鳥島)を「岩」と主張し始め、周辺海域に巡視船や軍艦を派遣したことで緊張が高まったが、5月20日発足の蔡政権はこの方針を転換し問題を棚上げした。

蔡政権は、その後も台北駐日経済文化代表処の代表(駐日大使に相当)に、民進党の重鎮である謝長廷・元行政院長(首相)を任命するなど、日本重視の姿勢を相次ぎ示している。

訪日団を率いた蘇嘉全・立法院長(国会議長)は、関係の緊密さを強調した上で、「過去には不愉快なこともあったが、よく話し合えば最終的には解決できる」と語っている。

(楊明珠/編集:杉野浩司)