一点の曇りもないわ!

写真拡大

さあ、夏本番です。ビーチにプールに、肌を露出する機会がぐんと増えますね。思いきりバカンスを楽しむために、ムダ毛もきれいさっぱり処理したいところです。

全てのパーツを永久脱毛している人は別ですが、そうでない人には煩わしいこの作業。できるだけササッとすませて、長持ちさせたいですよね。でも、自己流だと痛い目に合うことも。「やってはいけないムダ毛処理」、まとめてみました。

最悪!これだけはやっちゃいけなかった

【毛抜きで抜く】「根もとから抜けるから長持ちする」と毛を1本1本抜いている人も多いと思いますが、今すぐやめましょう。

肌のダメージが原因で角質層が増えて皮膚の下で毛が伸びる「埋没毛」をつくったり、毛穴にウイルスが入って「毛のう炎」を引き起こしたり、強引に引っ張ることで毛根が割れ、1つの毛穴から複数の毛が生えてくる「毛割れ」になったりします。また、皮膚を無理やり引っ張るのでたるみの原因になったり、毛穴が開いてケガをしている状態のところに紫外線が当たると色素沈着したりします。それだけではありません。毛穴が細菌感染を起こし、悪臭の原因になることも......。毛抜きはまさに「最悪のムダ毛処理方法」なのです。

そういうわけで、「抜く」より「剃る」方が断然に肌にはいいのですが、ここでも注意点がいくつか。

【入浴中の剃毛】やってしまいがちですが、お風呂場には雑菌がいっぱいなので炎症を起こすなど肌トラブルの原因になります。また、ふやけた肌で行うと、角質が傷ついてしまい、ぽつぽつやザラザラ肌を作り出してしまいます。なので、ムダ毛処理はお風呂から出て、体を拭いた後がベストタイミングです。でも、乾いた肌にカミソリを当てるのは最悪。専用のシェービングクリームなどを使いましょう。

【逆剃り】これもやってしまいがちです。毛の流れに逆らって剃った方が、根本からキレイに処理できるような気がしますよね。しかしこのやり方だと皮膚がめくれてしまったり、カミソリ負けをしてしまったり......。繰り返すと黒ずみの原因になります。毛の流れにそってカミソリを動かすのが正解です。脇なら中心から外側へ、腕なら内側から外側へ、すねならひざから足先へ、カミソリを動かしましょう。

人気のアレに米国皮膚科学会からも注意報告

【生理中や前後の剃毛】タイミング的に仕方のないこともあるかも知れませんが、やめた方が無難です。「剃る」に限らず、あらゆる脱毛を避けましょう。ホルモンバランスの乱れから肌が非常に敏感な時期ですので、炎症や肌荒れを起こすなど肌トラブルを起こしやすくなっているからです。妊娠中も同じです。

【ブラジリアンワックス】アメリカの人気ドラマで火がついた脱毛法。アンダーヘアの脱毛で有名です。

ところが、米国皮膚科学会が2016年6月下旬に発表した「ブラジリアンワックス」の注意点の中には、「自宅では行わずに専門施設に行くこと」、「ニキビの治療に用いられるイソトレチノインを過去半年に服用した場合は様々な副作用があるのでワックス脱毛を避けること」とあり、やむなく自宅で行う際のポイントも細部にわたって指示しています。つまり、それだけトラブルが多いということです。

どんな脱毛方にしろ、大事なのはやり方を間違えないこと、やるタイミング、そしてアフターケアをしっかりすること。つるつるの肌で夏を楽しみましょう!