4日、韓国・ソウル地下鉄の駅ホームドアの誤作動により19歳の現場作業員が犠牲となってから2カ月余りがたったが、つい先日もソウルの地下鉄駅でよく似た問題が発生し、清掃員5人の命が危険にさらされていたことが分かった。写真はソウル地下鉄路線図の月谷駅。

写真拡大

2016年8月4日、韓国・ソウル地下鉄の駅ホームドアの誤作動により19歳の現場作業員が犠牲となってから2カ月余りがたったが、韓国・YTNテレビによると、つい先日もソウルの地下鉄駅でよく似た問題が発生し、清掃員5人の命が危険にさらされていたことが分かった。

あわやの事態が起こったのは7月24日午前0時過ぎ。最終電車が発車し営業を終えた6号線月谷駅で、清掃業者の職員らが自ら鍵を使ってホームドアを開け、線路に下りて掃除を始めた。しかしそこに、車両基地に向かう回送列車がかなりのスピードで進入、線路にいた清掃員らの夜間用蛍光ジャケットに気付いた運転士が慌てて急ブレーキをかけ、清掃員ら5人は間一髪で難を逃れた。

業者による終電後の清掃は本来、駅員が路線の電気供給を停止し列車が進入しない状態とした上で、駅員がホームドアを開け行うことになっている。しかしこの日の事態について月谷駅の関係者は、「清掃のおばさんたちが少しでも早く終わらせて帰りたがったから、駅員がホームドアの鍵を渡したのだろう」と話す。

ソウル地下鉄では、ずさんな駅やホームドア管理が原因で同様の事態が繰り返されている。今年5月28日には、2号線九宜駅でホームドアの点検作業を行っていた19歳の作業員が列車にひかれて命を落とし、安全管理の徹底を訴える声が高まっていたところだった。

繰り返される問題に、韓国のネットユーザーからは批判や落胆の声が寄せられている。

「早く家に帰りたいどころか早く人生を終わらせるところだったね。韓国人には本当にあきれる」
「一日として気の休まる日がない」
「ドアの鍵を渡したのは駅員に違いないのに、また掃除のおばさんのせいにしようとしてるな」

「いったい何人が犠牲になれば決まりを守れるのか」
「この国では仕方ないよ。何も望めない」
「韓国は本当にどうしようもないな。『牛をなくしてから牛小屋を直す』(韓国のことわざで、後の祭りの意)どころか、牛小屋を直さないんだから」

「いつになったら開発途上国から抜け出せるかなあ」
「それで、関係の職員は懲戒処分にしたの?」
「口だけで『直します』と言ってないで実際に直して、朴元淳(パク・ウォンスン)さん(ソウル市長)」(翻訳・編集/吉金)