中国の都市部における小中学校では、土が使用されたクレーグラウンドではなく、「合成樹脂」を使用した舗装されたグラウンドの校庭が多い。しかし、中国では各地で子どもたちが健康被害を訴え、グラウンドの舗装に使用した合成樹脂に身体に悪影響をもたらす化学物質が使用されていた可能性が浮上し、問題となった。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の都市部における小中学校では、土が使用されたクレーグラウンドではなく、「合成樹脂」を使用した舗装されたグラウンドの校庭が多い。しかし、中国では各地で子どもたちが健康被害を訴え、グラウンドの舗装に使用した合成樹脂に身体に悪影響をもたらす化学物質が使用されていた可能性が浮上し、問題となった。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の学校はなぜ中国の小中学校で使用されているような「合成樹脂舗装」のグラウンドではなく、土が使用されているのかという問いを提起、その主要な理由の1つは運動場に多目的性を持たせるためであると説明している。

 記事は「日本は体育の授業を非常に重視している」と指摘、それゆえに運動場は「室外体育施設」とみなされており、体育の授業として野球やサッカーなどが運動場で行われると説明。また「運動場は子どもたちの遊び場所でもある」と説明、従って「土が使用されたグラウンドはこれらの必要をうまく満たせる」と論じ、逆に合成樹脂舗装のトラックでは「運動場の多目的性が失われる」と指摘した。

 また記事は日本の学校が校庭に合成樹脂ではなく、土地を使用することを支持する理由として、日本の一部の教師の見解として「土のグラウンドは子どもたちの日常の遊び場としてよりふさわしい」と説明、さらに「子どもたちは砂や土に触れることを通して自然に近づくべきだ」と論じた。一方、中国では体育の授業が重視されているとは言い難く、スポーツは幼少時に才能があると判断され、選別された子どもたちがやるものという認識がある。

 心と身体を成長させる重要な場所である学校において、化学物質が含まれた合成樹脂舗装のトラックによって健康が害されているという中国の学校は非常に深刻な問題に直面していると言える。毒トラックが問題になっている中国において、記事が日本の学校で使用されている土のグラウンドを取り上げたのは、子どもたちの福祉にかなった運動場を提供しようとする日本の姿勢から学ぶよう中国の読者に訴える目的があるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)