【会見全文】ナイジェリア戦へ自信の手倉森監督「ブラジル戦とは出来が違う。状態はピーク」

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▽リオ・デジャネイロ オリンピックの男子サッカーに出場するU-23日本代表を率いる手倉森誠監督が3日、翌日(日本時間5日10時キックオフ)に行われるグループB第1節のナイジェリア代表戦に向けた公式会見に出席した。

▽手倉森監督はナイジェリア戦に向けて、選手たちが万全な状態であるとコメント。一方、リオ入りが当日になると予想されるナイジェリアについては、「相手のアクシデントは頭に入れるな」と選手たちに話しているとし、一切の油断なしで試合に臨むことを強調した。

――ナイジェリアが到着していない中、初戦に向けて

「ホテルで選手たちとそのことについてミーティングした。敵がまだ来ていないと。ただ、ナイジェリアは大会のチャンピオンにもなったこともある強豪国だと。『相手のアクシデントは頭に入れるな。まずは自分たちがしてきた準備に対して、自信、確信をもって大会に入っていこう』という話をした。ナイジェリアの今の状況に関しては頭から排除しようという話をした」

――五輪での戦いでどのようなものを日本に伝えたいか

「今大会は日本サッカー界にとって重要で貴重な大会だと話した。これからの日本サッカーの可能性、そして日本サッカー界の発展につながるような大会にしたいと話してきた。これはチームだけの思いではなくて、ぜひ国民の思いに変えたいと考えている」

「オリンピックは各国のアスリートが、その国の強さや逞しさを表現し合う大会でもある。それに対し、日本人の強さや逞しさを示して、サッカーだけでなく、あらゆる競技団体に対して、初戦での戦い方でパワーをつなげ、日本中に伝えたい。日本人として誇れるようなことを示せたらと考えている」

――ブラジルにいる日本人に見せたいものは

「マナウスに着いたときも、多くの日本人に出迎えられた。それだけ期待されていると思うし、日本人としての戦いをするときに、日本の国を出て外で生活している人たちは日本を代表している。その人たちにも、逞しくやれるということは示してもらえている。お互い同じ感情で、日本の力を示し合っているだという思いで、一緒に戦ってもらえたらなと思う」

――気候が厳しいが、状態は万全か

「おそらく明日、それを示せると思う。ブラジル戦ではまだあらゆるものが整っていない中で、あのようなパフォーマンスだった。それは自分の中では計算通り。その試合を境に、調整できていれば、ナイジェリア戦はピークだ。昨日、一昨日の練習では、選手たちにスピードとキレが戻ってきていた。散歩のところでも、暑さを苦にしなくなっている。明日、自分自身が、そのいうところの部分で楽しみにしているし、期待したい。なんかやってくれるという手ごたえを感じている」

――「耐えて勝つ」というテーマの中で、試合運びはどのように描いているか

「まず相手のストロングポイントを理解し、試合に入らなければならない。ナイジェリアは攻撃にスピードがある。序盤はスピーディーな展開になると思う。スピードの持久戦なら日本に分があると思う。試合の入り方、アグレッシブに慎重にいって、最後に隙を突いて仕留められればと思っている」

「日本としては追いかけたくない。先に点を取らなければいけない。取らせない、そして先に取るというところでコントロール力を発揮したい」

――明日の試合は何が重要になるか。メダルを取るためには何が重要となるか

「立ち上がりから連動したサッカーができるかどうか。それができれば大きな自信が芽生えて、おそらく良い攻撃ができるはず。そうなれば先制点が期待できる。そのような意味でも先制点がカギを握る。メダルということを考えれば初戦の勝ち点3が可能性を高めることになると思う。過去のオリンピックで日本がナイジェリアに負けたときに、ナイジェリアは決勝までいった。48年前は日本が初戦でナイジェリアに勝って銅メダルまで登りつめた。なんとなく歴史みたいなものがあるし、ナイジェリア戦がメダルへの全てという覚悟で臨む」