医療脱毛と脱毛サロン、おすすめはどちら?【メリットとデメリット】

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<脱毛の基礎知識・その4>

 脱毛には大きく分けて2種類あります。

 1つは脱毛サロンやエステでやる「光脱毛」。もう1つは、クリニックでやる「医療脱毛(レーザー脱毛)」です。この2つの脱毛はどう違うのでしょうか。

 じつはどちらも“光”を照射することで、毛根にダメージを与えて脱毛を促すのは同じです。違いは光の“波長”と強さで、使うマシン自体が違います。

・医療脱毛=レーザーは力が強いため、効果が高い分、やけどなどのリスクもあります。なので、医師しかやってはいけないことが法律で決められています。
・脱毛サロン=光脱毛は力が弱く、効果は下がりますが、リスクは低いのでエステティシャンが行えます。

 一体、どちらを選べばいいのでしょうか? 皮膚科医・美容ジャーナリストの岩本麻奈さんは、こう言います。

「かかる時間やコストパフォーマンスを考えると、医療脱毛のほうが確実で手っ取り早いですね。でも、脱毛サロンやエステでも、信頼関係があったり、通うこと自体が楽しかったりするのであれば、それもアリかなと思います」。

 では、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみましょう。

◆脱毛効果が長く続くのは、医療脱毛

・医療脱毛=レーザーで毛根を破壊するので「永久脱毛」と認識されていることも多いです。ただし「正確には永久ではありません」と岩本さん。

 永久脱毛とは、“最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法”(米国電気脱毛協会の定義)。でも、“ほぼ永久?”と感じるぐらいに長く効果が続くようです。

・脱毛サロン=毛根を破壊まではしないので、一定期間で生えてきます。でも個人差があるようで、「サロン脱毛でもほとんど生えてこない」という人も。

 また、サロンによっては「一定の額を払ったあとは、追加料金なしで生涯通い放題」(シースリー)や、回数無制限プランなど、生えてきても安心なプランも増えています。

◆料金の安さは、脱毛サロン。コスパは微妙

・医療脱毛=5〜6回で一応完了すると言われています。大手クリニックの相場は、両脇5回で1万〜2万円(湘南美容外科は1000円と破格に安い)、全身5回で20〜30万円ほど。これで“ほぼ永久”脱毛なら「コスパでは医療脱毛のほうがいいと思います」(岩本さん)。

・脱毛サロン=12〜18回で一応完了すると言われます。全身12回だと20万円以上になるサロンが多いですが、パーツ別ではすごい値下げ競争が勃発中。

「両脇+Vライン通い放題」が100円(ミュゼプラチナム)や、「両脇+Vライン、6回」が700円(エピレ)など、気になるパーツだけサロンで激安でやる手もアリでしょう。

◆痛みが少ないのは、脱毛サロン

よく“輪ゴムでパチンと弾かれた感じ”と言われる脱毛。「痛みは、どこでやるかより、個人差のほうが大きい」(岩本さん)そうなので、あくまで目安ですが・・・。

・医療脱毛=レーザーはパワーが強い分、光脱毛よりは痛むようです。とても痛ければ麻酔クリームや麻酔ガス(笑気麻酔)を頼んでみましょう。

・脱毛サロン=パワーが弱い分、痛みも弱い。サロンは医療機関ではないので、麻酔は使えません。

 まとめてみると…

「お金に余裕があって、多少痛みがあっても早く終わらせたい、“ほぼ永久”に脱毛したい人は医療脱毛。

 まずは少なめの出費で効果を試してみたい人は脱毛サロン、といったところでしょうか。

 ご自分の望みと、メリット・デメリットをよく検討してみるといいですね」(岩本さん)

【岩本麻奈さん】
1964年生まれ。皮膚科専門医、一般社団法人日本コスメティック協会(http://www.j-cosme.org/)代表理事。現在は、日本とフランスを行き来しながら活動中。著書は『生涯恋愛現役 女のセンシュアル・エイジング入門』など多数。美容クリニック「ナチュラルハーモニークリニック」顧問(http://natucli.com/)

<TEXT/尾崎ムギ子、女子SPA!編集部>