中国メディアの新財界はこのほど、オーストラリアメディアの報道を引用し、シドニーとメルボルンを結ぶ総建設費2000億豪ドル(約15兆3693億円)の高速鉄道建設計画が浮上していると説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの新財界はこのほど、オーストラリアメディアの報道を引用し、シドニーとメルボルンを結ぶ総建設費2000億豪ドル(約15兆3693億円)の高速鉄道建設計画が浮上していると説明している。

 記事によれば、この高速鉄道建設計画はオーストラリアの民間企業や一部大学、さらにはオーストラリアの政府機関などが共同で検討しているもので、出資者たちは同計画は税金を一切使わず、民間の資金だけで実現可能と主張しているという。

 続けて、出資者たちは同プロジェクトの実現を強く望んでいると説明する一方、同計画には「既存都市の発展」は含まれておらず、土地の安い地区に都市を新たに開発することを主要な目的としていると指摘。既存都市を発展させることは「他国においては高速鉄道計画の主要な目的」と説明する一方、オーストラリアで浮上している計画は「この点が見落とされている」と論じた。

 つまりオーストラリアで浮上している高速鉄道計画には、土地の安い地域に高速鉄道を建設し、活気あふれる都市を開発することができれば、その土地の値上がり益を建設費用にあてることができるという考え方があるのだろう。

 しかし都市を新たに建設するというのは至難の業だ。人は自分が住む土地の文化や周りの人びとに対して深い愛着を抱くものであり、住み慣れた都市から「これから発展するかもしれない都市」へと住む場所を簡単に変えられるものではない。新たな都市の創造には相当長い年月が必要であり、人びとを引き寄せる都市の魅力を短期間につくり上げるのは非常に難しいだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)