3日放送の「はに丸ジャーナル」(NHK総合)で、元女子マラソン日本代表の増田明美が、かつてオリンピックに出場した際に感じた「プレッシャー」について語る一幕があった。

番組では「オリンピック直前SP」と題して、オリンピックに潜む魔物と言われる「プレッシャー」に焦点を当てた。ジャーナリスト役のはに丸は、1984年のロサンゼルスオリンピックに、マラソン選手として出場し、プレッシャーに襲われたという増田を直撃取材した。

ロス五輪では金メダル確実と言われ、過剰なプレッシャーに襲われていたという増田は、直前の五輪壮行会の会場に姿をみせず逃亡したのだとか。そして、五輪のレース本番では、まさかの途中棄権という結果になってしまったのだ。

今回、プレッシャーの正体を探すことになったはに丸は、増田に「僕ね『プレッシャー』っていうやつをさがしてるんだけど。魔物っていうくらいだしさ、明美ちゃんは見たことある?」と尋ねた。

すると、増田は「プレッシャーを感じたことあるね」「魔物ってね、私が感じたのは、自分の体調が良くないときって、魔物がどんどん大きくなったね」と、自身のプレッシャーを振り返ると、スケッチブックにその姿を描き始めた。

しばらくして増田は「こんなかなあ」と、スケッチブックに黒く広がる、自分よりも遥かに大きいお化けのような姿を描き終えた。それを見たはに丸は「画力は、そこそこな感じだね」と、ツッコミを入れて笑いを誘った。

増田は「プレッシャーに包み込まれると、眠れなくなっちゃうし、食欲も無くなっちゃうし、体のいろんなところに、重い石が積まれちゃうみたいになっちゃうの」「(筋肉が)固くなっちゃうの」と自身のプレッシャー体験を、はに丸に言い聞かせていた。

なお、番組のインタビューに応じた、順天堂大学医学部の小林弘幸教授は、プレッシャーを受けることで「メンタルの問題」が生じるのではなく、プレッシャーを受けることで体の中にさまざまな不調が起きているため、ネガティブな考えにしかならないという状況に陥るのだと解説していた。

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