2016年7月29日、日本が生み出した怪獣の代表「ゴジラ」の最新作「シン・ゴジラ」が劇場で公開された。今回登場するゴジラの全高は118.5メートルと歴代最大。その迫力のあるデザインも相まって、映画を見た人の多くから高く評価されている。そんな中ツイッターでは、1人のユーザーが投稿した画像をきっかけに、映画とは別方向の盛り上がりが発生していた。それは......。

牛久大仏(Norio NAKAYAMAさん撮影。flickrより)

ただの大仏とは一味違う

シン・ゴジラの全高が118.5メートル、そして茨城県牛久市にある牛久大仏が120メートルとほぼ同サイズだったことに気付いたユーザーが投稿した画像は話題を呼び、3万回以上もリツイートされた。平和や穏やかさの象徴である仏像と、怪獣代表とも言えるゴジラが向かい合う姿はインパクトがあり、どことなくシュールな雰囲気を放っている。

また、この画像に触発された複数のユーザーが更なるコラ画像が投稿した。闘っているもの、牛久大仏が後光を放っているものなど、いずれもユニークなものばかりだ。

8月に行われる万燈会(まんとうえ)や年末年始には、花火の打ち上げ、レーザーによりライトアップなどがあるため、上記の画像に近い風景を目にすることが出来る。非常に派手な光景が繰り広げられ、多くの人が訪れる人気のイベントだ。2016年の万燈会は8月15日開催だ。

花火に包まれる牛久大仏(ginza_lineさん撮影。flickrより)

また、全高が120メートルもあるため、牛久大仏は「青銅製立像」で世界一の高さとしてギネスにも認定されている。台座部分を含まない自由の女神が40メートル、奈良の大仏が14.9メートルと、その大きさは他の有名な像とも一線を画しているのだ。

さらに、天気や空気の条件が良い日には、都内のスカイツリーからもその姿を見ることが出来るという。ということは、茨城にゴジラが上陸しても、場合によっては都内からも見ることが出来るということだ。

高さのギネス記録を持つ牛久大仏と、歴代最大のシン・ゴジラ。両方ともナンバーワンの称号を持つだけに、確かにいい勝負をしそうだ。