ごはんつけたら「太る」?(画像はイメージ)

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関西人は炭水化物と炭水化物の食べ合わせが好き、という「都市伝説」が資料で裏付けられた。大阪府が発表した「大阪版健康・栄養調査」の中で、府民の実に25%以上が「うどん+かやくごはん」「ラーメン+チャーハン」「お好み焼き+ごはん」「パスタ+パン」といった「主食の重ね食べ」をしていることが明らかにされたのだ。

資料では肥満体型の人に主食の重ね食べを控えるよう呼びかけたが、ネットユーザーは「そうは言っても粉モン好きや」「絶対無理だわ」と悩ましい声を寄せている

「おいしいと思う」が「太りそうだと思う」

大阪版健康・栄養調査は府が16年8月1日に発表。15年11〜12月に府内1564世帯の18歳以上、計1858人を対象に行った記入式アンケートの結果だ。

「主食の重ね食べ」の項では、性別、体格指数(BMI)別に結果を公表。「肥満」とされるBMI25以上の男女は、男性は約70%、女性は約56%が、週1食以上重ね食べをすると回答していた。一方、BMI18.5以上〜25未満の普通体型の男女は、男性が約58%、女性が45%、BMI18.5未満の「やせ」体型の男女は、男性が約52%、女性が約40%にとどまった。BMIが高いほど、重ね食べをする傾向だと言える。

また、重ね食べについて若年者(18〜29歳)の男女25%以上が「おいしいと思う」と答える一方、男性は約35%以上、女性は約55%以上が「太りそうだと思う」と回答。「わかっちゃいるけどやめられない」という葛藤に若者が悩む姿も浮き彫りになった。

それを象徴するかのように、発表をうけ

「そうは言っても粉モン好きや」
「絶対無理だわ」
「でも、やってまう」
「当然食べる」

といったツイートが相次いでいる。

府は資料の中で、「『主食の重ね食べ』は、おいしくて、お腹いっぱいになる、大阪でよく見られる食べ方」としながらも、「太めの人、『主食重ね食べ』にご用心!」と注意を呼びかけている。