十三や工房 薩摩つげ とき櫛 三寸五分細歯(上)、中歯(中)、荒歯(下) 各1万800円十三や工房のとき櫛は、一般的なものと比べて9.5个噺みを持たせている分、持ちやすいという利点がある。毛が太く、髪の量が多い方やパーマをかけた髪には「荒歯」、毛が細く、ストレートの髪には「細歯」がおすすめ。万能な「中歯」が一番人気(撮影/写真部・松永卓也)

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 贈り物として、自分自身を“大人”として演出するものとして、知っておきたい“粋”な一品。今回は、十三や工房の「髪をいたわる薩摩のつげ櫛」を紹介する。

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「櫛になりたや薩摩の櫛に諸国娘の手に渡ろ」。江戸時代にこう歌われるほど、薩摩のつげ櫛は日本人の髪を支えてきた。

 1880(明治13)年創業の「十三や工房」のつげ櫛は、鹿児島・指宿の黄楊(つげ)を10年以上寝かせて作られた品。プラスチック製の櫛やヘアブラシと比べると、髪にスッと歯が通り、梳(と)いたときに静電気が起きにくく、髪が絡まない。上質な椿油をじっくりと染みこませているので、髪に自然なつやが生まれる。

 重さ16グラムの手のひらサイズで、ポーチやカバンからサッと取り出せる。大切な髪は、日本伝統の櫛でいたわりたい。

■本商品は朝日新聞社の通信販売「朝日新聞SHOP」でもご注文いただけます。
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週刊朝日 2016年8月12日号