日本ハム・斎藤佑樹【写真:田口有史】

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直球とフォークが安定せず、登板後は「攻めの投球ができなかった」と反省の弁

 日本ハムの斎藤佑樹投手が3日のイースタン・リーグ西武戦(西武第2球場)で先発。直球、フォークの制球が安定せず、4回を投げて69球、6安打0三振1四球2失点とアピール不足に終わった。

 初回、2死から山川に左越え安打とされると、続いて打席に立った、不振で2軍調整中の中村に真ん中に入る直球を右中間へ打ち返された。適時二塁打で先制点を許した。

 2回も2死からピンチを招いた。中田の左翼線二塁打、山田の左前安打、外崎の四球で満塁としたが、斉藤を中飛に打ち取った。3回は山川、中村、坂田のクリーンアップを7球で3者凡退に抑えた。

 4回は先頭・木村文の左前安打と二盗、中田の右前へのポテンヒットなどで1死一、三塁とされ、山田のスクイズで1点を失った。5回からドラフト3位・井口がリリーフ。斉藤は2点ビハインドでの降板となった。

 斎藤は7月28日の西武戦(西武プリンスドーム)で今季3度目の先発。昨年9月16日のロッテ戦(QVCマリン)以来の勝ち星を目指したが、先発では今季最短となる3回2/3、6安打5失点でKOされた。

 投球後には「真っすぐが良くなかった。本来の真っすぐと比較して質もそうですし、思った通りに投げられなかった。攻めの投球が出来ませんでした」とコメント。翌29日に出場選手登録を抹消されていた。

 1軍は2日のロッテ戦(QVCマリン)で1点差ゲームを落とし、首位・ソフトバンクと4ゲーム差に広がった。栗山英樹監督から「チームに勢いを与えられる」と期待される斎藤。早実時代の06年夏に甲子園で全国制覇してから10年。2軍で結果を残し、早期の1軍昇格を目指したいところだ。

 【斎藤の投球内容】
▽1回 2安打1失点(19球)
外崎 三ゴロ
斉藤 右飛
山川 左越安
中村 右中二(打点1)
坂田 二ゴロ

▽2回 1四球2安打無失点(24球)
木村文 中飛
呉念庭 左飛
中田 左線二
山田 左安
外崎 四球
斉藤 中飛

▽3回 無安打無失点(7球)
山川 左飛
中村 中飛
坂田 二ゴロ

▽4回 2安打1失点(17球)
木村文 左安
呉念庭 右飛
中田 右安
山田 投犠打(打点1)
外崎 中飛