パラリンピック壮行会にエスコートキッズとして参加した千葉市内の小学生たち

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 9月7日に開幕するリオデジャネイロ・パラリンピックに出場する日本選手団の結団式・壮行会が8月2日、東京都内のホテルで行われ、千葉市内の小学生24人も壮行会にエスコートキッズとして参加した。見守った千葉市の熊谷俊人市長も「千葉市にゆかりのある選手がたくさん参加する。子どもたちと一緒に日本から応援したい」と、日本選手の健闘を祈った。

  千葉市から参加したのは鶴沢小、幸町第三小、新宿小、弁天小、蘇我小、本町小、寒川小、登戸小の5、6年生。東京都足立区の6人、江東区の12人とともに、壮行式では選手団と一緒に入場し、中央の壇上に並んだ。全員で声をそろえ「日本から応援しています。メダル目指して頑張ってください」とエールを送り、会場から盛大な拍手を浴びた。

  千葉市は障害者スポーツ都市宣言をして、各競技のキャラバンなどを実施してきた実績がある。新宿小6年の吉田夏凜(かりん)さんは「式の間は緊張したけど、車いすラグビーのキャラバンや大会で見たことがある選手がいた。リオではぜひメダルを取ってほしい」と話し、幸町第三小5年の後藤ひな乃さんも「知っている車いすバスケットボールの選手が来ていた。リオでメダルを取ってほしい。テレビを見て応援します」と、本番が楽しみな様子。

 昨年秋、リオの出場権を懸けた車いすバスケットボール、車いすラグビーのアジア・オセアニア選手権を開催した千葉市。当時、子どもたちの関心を高め応援を促す意味で、市では両競技のキャラバンを積極的に展開した。その効果が着実に現れてきている。さらに施設の整備、提供のみならず、障害者アスリートの雇用や障害者スポーツ関連企業の支援にも取り組んできた。

 熊谷市長は「いよいよ本番が近づいてきた。今からチームジャパンがスタートするという独特の高揚感があります。結団式、壮行会で感じたこの熱気を、どう市民に伝えるかです」と、あらためて障害者スポーツ支援に意欲を高めたようだ。前回のロンドン大会では、オリンピックに劣らない大観衆が会場に集まった。しかし、熊谷市長はそれを再現するような一過性の盛り上がりではなく、真の共生社会実現のため、身の丈に合った、息の長い、より効率の高い方法で障害者スポーツを支える施策を目指している。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックが追い風となり、障害者スポーツには今、以前とは比較にならないほどの関心が寄せられている。結団式、壮行会には約160人ものメディアが詰めかけた。こうした状況を踏まえ、熊谷市長は「今大会、日本選手団はぜひメダルを獲得してほしい。注目を集めることで障害者スポーツはアスリートの世界、スポーツの世界、というところを示してほしい」と、熱いエールを送った。