(写真提供=SPORTSKOREA)リ・セグァン選手

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4年前の2012年ロンドン五輪で4つの金メダルを獲得し、同国史上最高の成績を出した北朝鮮。最近、北朝鮮には、“スポーツマニア”で知られる金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の影響で体育施設が増えたらしく、リオ五輪ではロンドンでの記録を超えるとも予想されている。

リオ五輪に参加する北朝鮮の選手は総勢31名。陸上、水泳、卓球、レスリング、アーチェリー、体操、ウェイトリフティング、柔道、射撃の計9種目に出場する。

金メダルを狙う種目は

特に金メダルが期待されるのは、ウェイトリフティングとレスリング、柔道、体操だ。

北朝鮮がもっとも得意とするのは、ウェイトリフティング。過去のオリンピックでも金メダル4個、銀メダル4個、銅メダル5個を獲得している。ロンドン五輪で取った計4つの金メダルのうち、3つがウェイトリフティングだった。

ただ、今回はやや厳しい状況でもある。昨年11月、ロンドン五輪金メダリストのキム・ウングックがドーピング発覚で出場資格を停止された。2014年の世界選手権でも、北朝鮮の女子選手2名のドーピングが発覚されている。

それでも、「北朝鮮のウェイトリフティングは底辺が広く、金メダル3〜4つは無難に取れるはずだ」というのが関係者の分析だ。

北朝鮮のメダル候補たち

柔道も北朝鮮が意外と強い種目だ。2014年世界選手権で銀メダルを獲得した男子73kg級ホン・クッヒョン、2013年世界選手権優勝に輝いた女性78kg級ソル・ギョンなどは、日本や韓国の前に立ちはだかるかもしれない。

レスリングでは5人以上の選手がメダル候補と言われている。

中でも男子57kg級チョン・ハッチンは2014年アジア大会金メダル、男子59kg級ユン・ウォンチョルと女子53kg級チョン・ミョンスクは2015年世界選手権銅メダリストだ。

去年の世界体操選手権の跳馬部門で1位に輝いたリ・セグァンにも注目が必要だろう。ライバル的存在だった韓国のヤン・ハクソンが負傷で欠場するため、メダル獲得の可能性が高まったというのが、北朝鮮関係者の見方らしい。

子供の頃から素質を認められ、徹底的に鍛えられて育つという北朝鮮の選手たち。謎のベールに包まれたままリオに乗り込んでくるだけに、メダル獲得なら世界も驚く。果たして、北朝鮮アスリートたちはリオでビッグ・サプライズを起こすだろうか。

(文=S-KOREA編集部)