3日、米国連邦捜査局(FBI)に所属していた中国系米国人が機密情報を中国に流していた裁判で、被告人は違法活動を認め、米主要メディアが取り上げるなど注目を集めている。これに対し中国の専門家は米国のやり方にも問題があると指摘している。資料写真。

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2016年8月3日、米国連邦捜査局(FBI)に所属していた中国系米国人が機密情報を中国に流していた裁判で、被告人は違法活動を認め、米主要メディアが取り上げるなど注目を集めている。これに対し中国の専門家は米国のやり方にも問題があると指摘している。環球時報が伝えた。

米メディアによると、被告人はJoey Chun(46)。中国広東省に生まれ、幼少期に米国に移住し、その後帰化。1997年に電気技師としてFBIに入った。2011年に中国政府関係者と知り合い、お互いの素性を知ったうえで中国政府関係者の要求に応える形でFBIの機密情報を金銭と引き換えに提供した。今年3月に逮捕され、1日に裁判が行われた。被告は違法活動を認めており、金銭が動機だったと供述している。

近年米国では同様の案件が続発しており、中国現代国際関係研究院の安全問題専門家である李偉(リー・ウエイ)氏は、「米国は中国系住民を信用しない傾向がある。米国は彼らのような移民をFBIやCIAなどの活動で利用する一方、警戒を解くことはない。中国系というだけで偏見や監視を受けるのは米国の法律に反する」と述べた。このほか、FBIはChun被告を調査する際に、素性を隠した捜査員を被告と接触させるおとり捜査を行い、違法行為の証拠をつかんだ。こうしたやり方について李氏は、「米国のやり方は、時に違法行為を誘導するきらいがある。こうしたやり方が合法なのかも疑わしい」と指摘した。(翻訳・編集/内山)