『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(本間朝子/青春出版社)

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 仕事から帰宅してから、部屋を掃除したり、洗濯物を取りこんだりするの、めんどうくさいですよね。家事がもっと「ラク」にできる方法があるなら知りたいと思っている人は多いはず!

『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(本間朝子/青春出版社)では、家事の手間を減らして、家事に追われないための部屋づくりを紹介。本書の著者である本間朝子さんは、自分自身が家事と仕事の両立に苦労した経験から、時間とムダな労力を省く家事メソッド「知的家事」の考案者です。TVや雑誌でも活躍し、「時間がない」「家事が大変」と家事に悩む人々を解決に導いてきました。

すべては「たった1段の引き出し」からはじまる

 本書の第1章では、著者の本間朝子さんが部屋づくりの第一歩を踏み出した話が紹介されています。仕事や家事に追われヘトヘトだった彼女がはじめて部屋の環境を整えた場所、それはキッチンにあるたった1段の引き出しだったそうです。作業はたった15分ほどで終了。引き出し1段という小さな試みでしたが、その効果は大きく、スムーズに出し入れできる快適さを強く実感したそうです。

「部屋づくりが一通り終わった今、振り返ってみると、一番大変だったのは、引き出し1段に手を付けるまでだったことに気がついたのです」

 部屋の片づけを一度に済ませてしまおうとするのは、正直しんどいですよね。ですから、毎日すこしずつでいい、使用頻度の高い「収納動線」を狙って改善すれば、家事は断然にラクになります。それでは、本書に紹介されていた具体的に家事の手間を9割減らせる部屋づくりの方法をすこしご紹介していきましょう。

 家事の手間を減らすには「置き方やしまい方を変えるだけ!」それがずっと「ラク」が続く仕組みだと著者はいいます。物を探す手間を省くために物の定位置を決め、よく使う物は収納する手間がかからない場所に置くこと! 動線に沿った場所に物を配置することで、ムダな時間と労力を省きます。

 例えば、キッチン。よく使う道具は手を伸ばせばサッと物が取れる「ゴールデンゾーン」に収納すること。物が多いと探す時間や取り出す手間がかかるのでいらない物は処分して必要なものだけを置くようにしれば、作業スピードはアップします。

 他にも、掃除道具の置き方にもコツがあります。掃除道具は1か所にまとめて置くのではなく、使う場所に置くこと。必要なときに取れる場所に置いておけば、汚れに気づいたときにサッと掃除できるので、掃除する時間と手間が省けて効率的です!

 そして、家事の中でも厄介なのが洗濯物。洗う、干す、たたんでしまう、面倒ですよね。干したものを取りこんで、そのまま…なんて人もいるのではないでしょうか。本書では、たたむ手間を省く「スマート・クローゼット」という収納のコツが紹介されています。やり方は簡単で、ハンガーで干してハンガーのままクローゼットの中に収納するだけです。衣類はたたんで収納するよりも、ハンガーで収納したほうがシワになりにくく、着たい服も探しやすくなります。よく着る衣類だけでもハンガー収納にすると、ずいぶんラクです。

『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』は、読んですぐにマネできる家事の「ラク」が続く部屋づくりのコツがたっぷり詰まっています。家事には終わりがないからこそ、「ラク」になる方法はぜひとも知っておきたいですね。

文=なつめ