日本を訪れる中国人観光客はこれまでツアー客が大多数を占めていたが、その傾向が変化しつつある。リピート客の増加とともに、ツアーではないフリープランでやってくる中国人観光客が増えているのだ。中国メディア・今日頭条は2日、ツアーでは見ることができない、個人旅行だからこそ感じられる日本の「細やかな部分」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Law Alan/123RF)

写真拡大

 日本を訪れる中国人観光客はこれまでツアー客が大多数を占めていたが、その傾向が変化しつつある。リピート客の増加とともに、ツアーではないフリープランでやってくる中国人観光客が増えているのだ。中国メディア・今日頭条は2日、ツアーでは見ることができない、個人旅行だからこそ感じられる日本の「細やかな部分」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、東京・京都・大阪を1週間個人旅行したことで感じた「現地人のディープな生活、観光エリアの外の日本」について、事象を列挙している。挙げられたのは「日本には書店が多く、日本人は読書好きである」、「年配者がリタイアすることなく仕事をしている」、「中国とは比べ物にならないほど、目の不自由な人の点字ブロックが整備されている」、「コンビニエンスストアが本当に便利。弁当もうまい」、「街にゴミもゴミ箱もない」、「情緒ある鉄道」、「女性に対する保護意識」、「生命を重んじる姿勢」、「東大の正門」、「歩道も車道も、どこもかしこも秩序正しい」といった点だ。

 記事が挙げた内容の大半は、日本を訪れた中国人の多くが評価する点と一致している。一方で「東大の正門」というのはややオリジナリティを感じる内容だ。記事によると「いささかボロさを感じるほど素朴な校門の日本一の最高学府。しかしその構内の設備は先進的なのである」とのこと。見栄えよりも実際の部分を大切にし、力を注ごうとする姿勢を評価しているのだろう。「女性に対する保護意識」は、駅でよく見かける少女マンガ風の痴漢防止ポスターが印象に残ったようである。

 中国人観光客による日本旅行の目的が多様化しつつある。それに伴い、これまでは訪れることがなかった場所にも足を運ぶことになるかも知れない。彼らはこれまで以上にディープな日本の社会や日本人の生態について知ることになり、様々な感想を抱くことだろう。良い感想も、悪い感想も、謙虚に耳を傾けたいところである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Law Alan/123RF)