遊技機の企画開発などで知られる7月29日に決算を発表し、17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は32.4億円の赤字(前年同期は8.6億円の赤字)となったことを明らかにした。

 昨年あたりから損益の悪化がささやかれていたフィールズだが、赤字がさらに拡大したことに大きな衝撃が走っている。

 フィールズ代表取締役会長の山本英俊氏は、少し前まで超高額競走馬を次々と購入する馬主としても有名だったが、最近そのような話題はほとんど聞くことがなくなった。現在はクラブ法人株式会社東京ホースレーシングで(代表は妻)一口会員を募って利益を上げる方にシフトしている印象だ。

 一方、馬主の里見治氏でも有名なセガサミーホールディングスが発表した4〜6月期の連結決算は、最終損益が41億円の黒字(前年同期は79億円の赤字)。売上高は前年同期比33%増の706億円だった。パチンコのみならずスマートフォンゲームなどでも収益を伸ばし、業界では「1人勝ち」の様相である。

 2014年まで、フィールズに対しセガサミーは独占販売契約を結んでいたが、セガサミー側が間接販売で流失する中間マージンも自社グループに取り込み、パチンコ、パチスロの収益向上に結び付けたい意向から契約を打ち切っている。共闘していた2社の明暗が大きく分かれた結果と言えるだろう。

 里見氏は今年の競走馬セレクトセールでも、今年のダービー2着馬サトノダイヤモンドの全弟「マルペンサ16」(牡)を2億8000万円で落札するなど2日間で13億円超の金額を投じるなどまさに独壇場。本業の好調具合がわかるというものだ。

 没落がささやかれて久しいパチンコ業界だが、その中でも「明暗」ははっきりと分かれている印象。起死回生はあるのか