金の三賢人が伝授する、今もっとも稼げる手法がコレだ!

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’13年の大暴落以来、長きにわたり低迷していた金が、今年に入り急騰している。欧州に日本も続き、世界が「マイナス金利」時代の様相を呈するなか、躍進する実物資産の雄・金への投資でどう儲けるか? 徹底ガイドする

◆初心者可の上手な投資

 今のように人為的につくられたマネーが株式市場に流入し続ければ、戦時と同様に人々は自衛のために金や穀物を買い求めるようになる。金相場はそのうちバブルになるでしょう。(略)価値がなくなりませんから、資産防衛手段のひとつです」――。

 冒険投資家として世界的に著名なジム・ロジャーズは、『ダイヤモンド』誌のインタビューにこう答えた。

 世界的投資家さえ注目する安全資産・金だが、金投資のラインナップは、ハイリスクだったり、地味すぎたりと妙味がないのも確かだろう。

 そこで、HBO「金の三賢人」に、ビギナーでも可能で、しかも面白くて儲かりそうな金投資の方法を教えてもらった。今が仕込み時の金! 三賢人直伝の手法で、ガッツリ儲けたい!

◆金ETFをセルフ積み立て。長期投資で果報を寝て待て!
【豊島逸夫氏のオススメ投資指南】

「大前提として、金投資は長期保有というのが基本スタンスです」

 スイス銀行金ディーラーで経済アナリストの豊島逸夫氏はこう断ったうえで、お薦めの投資法を伝授してくれた。

「まずは、純金積み立てがオススメ。毎月ごと購入するたびに手数料がかかり、金地金を買うより2%ほど高くつくのがデメリット。とはいえ、ドルコスト平均法で高値掴みのリスクを避け、長期的には得する投資法。また、1株約4000円から始められ、ネット証券で気軽に投資できる金ETFを、自分で積み立てていくのも面白い。金ETFは現物の裏付けがあり、金現物を買ったのと同じことですが、これを信託銀行が預ってくれる安全性もメリットと考えていいでしょう。一方のデメリットは、現物と交換できるものの、1圓らいまとまった量にならないと交換に応じてくれないことくらいです」

◆東京ゴールドスポット100でFX感覚で金先物に投資!
【池水雄一氏のオススメ投資指南】

 ICBCスタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が推奨する金投資は、昨年に登場した先物の新商品「東京ゴールドスポット100」だ。

「今、非常に人気ですよ。100gの円建て金の先物ですが、最大の特徴は、為替のCFDと同様にロールオーバー、つまり翌営業日に自動的にポジションが持ちこされる点。先物には限月という期限があり、その日が来たら反対売買をして決済しなければならない。このタイミングで含み損が出ていて、もう少し待てば値を戻すかも……と思っても、決済するしかないのです。ところが、この商品はポジションを保有したまま金に投資できます。加えて、約40倍のレバレッジが効くので、少額資金でも効率のいい投資が可能。現在レバレッジ25倍のFXよりも、ハイリスク・ハイリターンを狙えます」

◆「パッケージファンド」で、産金株の上昇を狙え!
【亀井幸一郎氏のオススメ投資指南】

「金は上昇したが、産金株にはまださほど動いてないものもあるので、これから上がる株を狙うのがいい」

 マーケット・ストラテジィ・インスティチュートの亀井幸一郎氏は、金に遅れて上昇する産金株を薦めてくれた。だが、個別株への投資は初心者にとってハードルが高いのも事実……。

「ならば、産金関連株をパッケージにした海外ファンドを買えばいい。ブラックロックの『ゴールド・ファンド』や『ゴールド・メタル・オープン』など、日本のネット証券で買える商品も多い。生産量世界一の産金企業の『バリック・ゴールド』というファンドは、世界的投資家のジョージ・ソロスが買い入れたり、多くのヘッジファンドが投資し始めている。金そのものではなく、派生的な金融商品はここへきて人気になっています」

【豊島逸夫氏】
マーケットアナリスト。スイス銀行の貴金属ディーラー、ワールド・ゴールド・カウンシル日本代表など、豊富な経験を持つ「金の第一人者」

【池水雄一氏】
ICBCスタンダードバンク東京支店長。住友商事を皮切りに、クレディ・スイス銀行、三井物産で一貫して貴金属ディーリングに従事

【亀井幸一郎氏】
山一證券、ワールド・ゴールド・カウンシル企画調査部長などを経て、マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表取締役

取材・文/斉藤武宏 グラフ作成/圓谷清和
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