夏の受験勉強、点数を目標設定にするのはNGだった!?その理由を専門家が解説

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夏休み本番、受験生は夏休みの時間を有効活用し実力アップを狙える機会でもある。「教えて!goo」を見てみても、「最後の夏休み受験生の時間の使い方」との質問に「睡眠が充分取れる様に配慮して上げて下さい」(doc_sundayさん)「受験勉強をしていくかは、“目標”と“計画”に全てかかってきます」(m0o0mさん)などの回答が寄せられていた。そこで今回は受験を控える小6&中3の夏休みの過ごし方のポイントを、教育コンサルタント佐々木恵先生に聞いた。

■夏休みは自己管理との戦い

佐々木先生によると、夏休みの受験勉強は自己管理との戦いだという。

「夏はぐだぐだしないことです。起床時間と就寝時間を決め、早寝早起きが基本です。食事も決まった時間にとるとよいでしょう。体のリズムを崩してしまうと秋以降の受験勉強に悪影響となります。勉強は冷えて涼しい場所で行いましょう。場所も決めておくとよいですね」(佐々木先生)

佐々木先生によると、自己管理が受験勉強の土台になるとのこと。また特に中3はスマホとの付き合い方も見直したほうがよいという。

「勉強時にスマホを横に置くと気がそれてしまいます。家なら別の部屋に置く、塾なら鞄に入れるなど物理的にも距離を置きましょう。2時間勉強したら30分スマホし放題など、勉強を頑張った報酬として使うのもアリです。小6ならば、勉強をがんばったら友達と遊んでよいなどメリハリをつけてあげましょう」(佐々木先生)

本来であれば夏休みに入る前に作戦会議を開くことがベストだそう。すでに夏休みが始まってしまっていても、一日のスケジュールやスマホとの付き合い方など話し合っておくとよいそうだ。

■夏休みの受験勉強に買っておくとよいもの

佐々木先生によると、夏休みの勉強を始める前にまず夏休み勉強専用の新しいノートを用意するのがオススメだという。

「夏休みの受験勉強で大事なのは『自分はこれだけやったんだ!』という達成感ややりきった経験をさせることです。専用ノートで勉強し、自分がこれだけやったんだ!と見た目でわかるようにしましょう。自分がこれだけやった!という自信はメンタルを鍛え、学力を伸ばす原動力になります。書き込み式カレンダーにその日の勉強ログをとるのもいいですよ。」(佐々木先生)

また自分がこれだけがんばった!という達成感をもてるような目標設定も重要だという。

「夏休みの目標を、偏差値アップやテストで何点とるなど数字で結果がでるものにしてしまうのは危険です。思う結果にならなかった場合、夏休みの努力全てが否定されたと感じ、モチベーションが低下してしまいます。ですから『この問題集を一通り勉強する』『この範囲までを復習する』など、結果ではなく内容に目標を定めるとよいでしょう」(佐々木先生)

また、受験に関係なさそうな自由研究や宿題の手を抜く、もしくは過剰に手伝うことも、実は子どもの自信と経験を奪ってしまうそう。子どものためと思ったことが裏目にでないよう注意したい。

■意外とやらない?効果的受験勉強法

佐々木先生がオススメなのは、夏休みの最初と最後に志望校の過去問を解くことだ。

「夏休みに過去問をやらないのはもったいないです。志望校がどのような問題をだすのか確認しつつ、自分の得意不得意を把握しましょう。受験問題は年々難しくなる傾向があるので、年度の古いものから手をつけるのがオススメです。そして夏休みの最後に、今度は年度が違う過去問をやってみましょう。自分の成長と目標を確認できると思います」(佐々木先生)

まず志望校の過去問をそろえ、夏休みの受験勉強をスタートしてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:佐々木 恵
子どもの勉強嫌いを克服し、やる気を引き出す専門家。教育コンサルタント 教育ライター 家庭教師のさくら 代表 日本心理カウンセラー協会 正会員。「子どもたちに一生ものの自信を!」をモットーに、強みを引き出し活かしながら学習指導を行う。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)