日本各地では夏休み期間中、花火大会や盆踊りなどの各種イベントが開かれるが、マレーシアでは日本発祥の祭りが大人気なのだという。中国メディアの捜狐はこのほど、マレーシアで毎年開催され、今年で40周年を迎える「盆踊り」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)hyperspeed/123RF.COM)

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 日本各地では夏休み期間中、花火大会や盆踊りなどの各種イベントが開かれるが、マレーシアでは日本発祥の祭りが大人気なのだという。中国メディアの捜狐はこのほど、マレーシアで毎年開催され、今年で40周年を迎える「盆踊り」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、マレーシアには人口の約5割を占めるマレー系と、それぞれ2割と1割を占める中華系とインド系という3つの民族が共存しており、民族や文化、宗教が入り混じった国だと紹介。そのため、日本の盆踊りも現地の人びとに受け入れられたのだと説明した。

 日本企業が多く進出しているマレーシアで行われるこの盆踊りは、もともと日本とマレーシア間の交流を目的に始められたが、今では現地の一大イベントになっており、政治家なども参加するほどだと紹介。手の動きに特徴があり、まるで「パラパラのよう」だと説明した。また、元は仏教儀式である盆踊りの主な目的、つまり先祖の魂を敬い、迎え入れ、一緒になって踊ることは、中国の「鬼節」という行事に似ており、中華系にはなじみがあるものなのだという。

 このイベントには、多くの地元住民が浴衣に下駄という装いで参加するため、「時空転換したような」錯覚に陥ると紹介。屋台が多く出店し日本の美食を楽しめること、日本伝統文化のダンス、マレーシア文化のダンス、和太鼓のパフォーマンスも楽しみの1つだと紹介。盆踊りの時間には、やぐらを中心に人がだんだんと集まり、最後にはみんなが1つになって踊る様子は圧巻だと感動を綴った。

 また記事は、マレーシアと日本の盆踊りが大きく違う点として、マレーシアの人びとが「盆踊りを日本文化の1つ」として捉え、扇子や帽子、刀などの小道具を手に日本を満喫するイベントになっていることを挙げた。また、黒人や白人、スカーフのヒジャブを被ったムスリムの女性まで、さまざまな文化・宗教の人びとが浴衣を着て集まっているところがマレーシアならではの光景であり、「マレーシアの縮図」だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)hyperspeed/123RF.COM)