ご褒美は小出しに……夏休み序盤に宿題をやらせる方法

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夏休みの宿題といえば、毎年のように終盤になってから慌てて始めていたものだ。なぜ序盤から少しずつ済ませなかったのだろうと後悔するのだが、翌年また同じことを繰り返すのである。「教えて!goo」に「小学一年の娘の勉強の仕方、教え方について困っています」とあるように近くで見ている保護者も気が気でないだろう。子供に宿題をさせるにはどうしたらよいのか。今からでも間に合う方法を専門家に聞いてみた。

■思考系の宿題は細かく切り分けて

佐々木恵さんは勉強嫌い専門の教育コンサルタント。「宿題は、ドリルなどの作業系のもの、作文や自由研究などのある程度の発想と構想が必要な思考系の宿題に二分されます」と話す。

続けて「多くの学生さんが残しがちな思考系の宿題を先に決めておくことが重要です。『何日までにネタを決める』など、やるべきことをできるだけ細かく切り分けて、ひとつひとつ実行させましょう」とアドバイスする。

確かにその通り。作文や感想文など時間がかかるものは億劫になり後回しにしがちだが、1回の作業量を減らしておけば取り掛かれそうだ。

そして、小学校低学年の頃から早めに宿題を片付けることを習慣付ければ、保護者の立場からすると後々楽になりそうだが、何かいい方法はないのだろうか。

佐々木さんは「夏休み序盤に楽しいイベントを用意し、その日までにどこまで終えておくか決めておく」と提案。「目標を達成できたら行きたい場所に行ける、お小遣いが少し増えるなど、いいことが待っているとより効果的」と続ける。

これはいいアイディアだ。ご褒美を小出しにすればゲームのようで楽しいはず。

■興味があることをとことん研究

夏休みの宿題といえば次のようなエピソードがあったそうだ。

「生徒さんから自由研究の内容が決まらないと相談を受けました。自分が興味を持てることを調べたらいいと助言したところ、彼はそのとき眠くて仕方がなかったという理由で『快適に寝られる室温』について研究していました」(佐々木さん)

それはユニークな研究になりそうだ。「毎日クーラーの室温を変えて寝て、最適な温度を調べたそうです。独創的な研究に先生からお褒めの言葉をもらったとのこと」という。

佐々木さんは「せっかくの『自由』な『研究』ですから、興味のあることをとことん研究してみてはいかがでしょうか」と勧める。子供らしい発想こそが大事ということだろう。

「何事もメリハリが大事です。遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強する! 間違っても、旅行中に宿題をやるようなことがないように。宿題は早めに片付けて、楽しい思い出をたくさん作りましょう」(佐々木さん)

良い子の皆さん、保護者の皆さん、参考になりましたか?

●専門家プロフィール:佐々木恵
勉強嫌いの専門家。勉強が苦手な生徒でも勉強好きにする。第一志望合格率4期連続100%。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)