「プリパラ」の真中らぁら役、「Dance with Devils」の立華リツカ役、「ReLIFE」の玉来ほのか役などを演じる茜屋日海夏さん

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編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第134回となる今回は、「プリパラ」の真中らぁら役、「Dance with Devils」の立華リツカ役、「ReLIFE」の玉来ほのか役などを演じる茜屋日海夏さんです。

――テレビアニメ「ReLIFE」の玉来ほのか役は、スポーツ万能で怪力の持ち主というキャラクター。筋トレ好きと言われる茜屋さんと通じるものが…。

茜屋:わかります(笑)。しかも私、小学校の頃からバレー部だったので、そこも共通点だなと。ほのかは、性格がフワフワしていて癒し系なんですけどね。それから巨乳で…初の巨乳キャラきました(笑)!

――これからアニメを観るファンに注目してほしいことは?

茜屋:主人公の海崎が徐々に成長したり変化したりするんですけど、その回ごとにエンディング曲が毎回変わるんですよ。L’Arc〜en〜Cielさんの「HONEY」とか、中島美嘉さんの「雪の華」とか。幅広い年齢層の方が楽しめる作品だと思います。

――2015年に演じた「Dance with Devils」の立華リツカ役には、どんな思い出がありますか?

茜屋:リツカはフツウそうに見えるのに、けっこう頑固というか強い子というか。お兄ちゃん(立華リンド)に部屋に閉じ込められたときに、バールを持って窓を壊すシーンの絵を、ツイッターとかのアイコンにしているファンの方もいらして! 嬉しかったですね(笑)。

――女性向けの作品で、たくさんのイケメンアクマたちに囲まれた、うらやましいキャラクターでもありました。

茜屋:アクマたちのアプローチをいとも簡単にスルーする、スルースキルが高い子でしたけど(笑)。最初はどうやって演じていこうかと考えましたけど、やっぱりフラットに演じるのがいちばんいいのかなと。私は素の声がかわいい感じではないので、逆にそれを生かして。ダンデビ愛でつながったキャストやスタッフのLINEがいまだに動いていて、みんなに愛されている作品ですね。

――そして、「プリティーリズム・オールスターセレクション」「プリパラ」の真中らぁら役は、2014年から濃く長く演じている役。キャラクターへの愛を、ここで語ってもらえませんか…?

茜屋:最初、らぁらちゃんと2人3脚でやっていきたいってずっと意気込んでいたのが、今になってすっごくいい2人3脚になっているなと思います。演じていくなかで、自分の壁にぶち当たったときは、らぁらちゃんがうらやましいって思うこともありましたけど、そういう時期があったからこそ、より1つになれたというか。今は、たとえばアドリブでもすぐにらぁらちゃんになりきれるし、すぐにでも歌えるし、困ったときにらぁらちゃんが助けに来てくれるんです。

――アドリブが多い作品だと聞いたことがあります。

茜屋:私がよく褒められるアドリブは、らぁらちゃんが違反チケットを貼られたときのウエーイ! みたいな声とか(笑)。声で遊ぶのが面白いって言ってもらえて嬉しいですね。

――キャストが仲良しのi☆Risメンバーだからこそできることも? 

茜屋:メイキングドラマとか、息を揃えるところは特に、ソラミ(ソラミスマイル)、ドレシ(ドレッシングパフェ)の息がぴったり合いますね。もともと6人で活動していたこともあって、そういう部分が生かされてると思います。

――キャラクターによっては、物語が進むたびに“中の人”に似ていっているそうですが、茜屋さんとらぁらはどうですか?

茜屋:私の場合は、もともと共通点がいっぱいあったなと思っていて。友だちも大好きだし、普段は声が大きいし、歌が好きだし、けっこう家族思いだし(笑)。周りの人から「明るい」とも言ってもらえるので。ただ、キャラクターとの距離の縮め方がだんだん理解できてきた、というのはありますね。

――普段、役作りで必ずしていることはありますか?

茜屋:役作りノートを作っていて、作品ごとに、そのキャラの好きな食べ物とか、他のキャラクターとの関係性とか、ちょっとしたことをメモして、メモした後に目を閉じてキャラクターのことを想像してみたりとか。心の中でキャラクターと会話するんですよ。「今日はアフレコだよ。一緒にがんばろうね」って声をかけると、その役が返事をしてくれてる気がして。

――らぁらとして、これから歌ってみたい曲調はある?

茜屋:個人的には「CHANGE! MY WORLD」みたいなドレッシングパフェの曲調が大好きなので、らぁらちゃんがそういう弾けた曲を歌っているところを見てみたいですね!

――普段、好きな音楽やアーティストは?

茜屋:昔はバラード系が歌える歌手を目指していたこともあって、バラードが大好きで。高校くらいからはバンドっぽい曲を聴くようになりました。TRICERATOPSの「Fall Again」がめっちゃ好きで。切なさが感じられるメロディラインなんですよ。

――歌手を目指していたのは、i☆Risのオーディションを受ける前ですよね。

茜屋:もともと、お芝居と歌が一緒にできるようになりたくて。でも、自分の歌を聴いたときの声が好きじゃなかったんです。もっと太くてしっかりした声になりたいのに、幼い感じの声になってしまうので。

――太くてしっかりした声というと?

茜屋:ハスキーボイスとか。i☆Risメンバーで言うと、ずっちゃん(澁谷梓希)の声が好きです。自分ではコンプレックスでしたけど、友だちから「声、いいね」って声優をすすめられたんです。

――今はまさに、声優を中心としたお芝居と歌が両方できていますね。中学や高校で夢中になっていたことは?

茜屋:ダンスですね。習ってはいないんですけど、高校の英語科に、ダンスで目立つ友だちがいて、その子が私も誘ってくれて。町内のダンスの発表会に出たり、学祭に出たり、いろいろ出てましたね。レディー・ガガとかジャネット・ジャクソンとか。ニコ動の“踊ってみた”とかも。

――充実した高校時代。

茜屋:めっちゃ楽しかったです! みんなで放課後に集まって練習して、休憩のときは学校の外の自販機までジュースを買いに行ってワーッて話したりとか。思い出したら、すごい青春だなって。

――華やかですよね。そのままドラマになりそうです。

茜屋:私…けっこうリア充なので(笑)。女子ばっかりですけど、めっちゃ青春を謳歌してました。

――今は“肉体系”とも言われる茜屋さんですが、筋トレは小学校のときから続けているとか。

茜屋:昔からヒョロヒョロ体型で、小学校4年生で始めたバレー部でも、アタックを打ちたいのにレシーブに回されていたんですよ。監督からもヒョロヒョロだなって言われて悔しくて、それをきっかけに筋トレを始めたんです。

――その習慣が今でも続いているんですか。

茜屋:高校に入って部活をやめてから、すこし空白期間がありましたけど、太らないように気をつけてはいたので、けっこうストイックに続けていたと思います。でも最近、i☆Risのツアー中もずっと動いているので、鍼の先生から「お仕事以外は、2カ月は鍛えるのを休んでください」って言われちゃって…(笑)。

――レッスンやリハーサルとは別に鍛えているということ?

茜屋:気づいたら鍛えちゃってるみたいで(笑)。部屋に、いつでもヨガとか体幹トレーニングができるようにヨガマットを敷いて、腹筋をしたりしてるんです。あんまりよくないって言われるんですけど。

――1日にどれくらい筋トレを…?

茜屋:まず、お風呂前にヨガマットに行くし、寝る前にもヨガマットに行くし、朝起きたらヨガマットでストレッチするし。テレビもヨガマットの上で観るくらい、大好きです(笑)。体を動かさずにいられないんですよ…。食事はもともと大食いで、よく食べるんですけど。

――ほとんどアスリートですね(笑)。現在、大学4年生ですが、どんなキャンパスライフを過ごしている?

茜屋:いろんな友だちがどんどん増えるのはやっぱり楽しくて、友だちと学校終わりにパンケーキを食べに行ったりとか、テスト勉強を一緒にしたりとか。フツウの大学生活を送れてるなって思います。

――プライベートで続けている趣味は?

茜屋:最近だと、あちこちに舞台を観に行ってます。この前は週に3公演くらい行ったし、来週も2つ観に行くし…。家で映画を観るのにもはまってます。あと、鍛えるのをやめるように言われたので、唯一すすめられた水中ウォーキングをしたりとか。

――最近観たなかで面白かった映画は?

茜屋:少し前の映画ですけど、ウィル・スミスが出ている「バッドボーイズ」。2人の刑事が活躍する映画で、シリーズ2つとも見てます。ウィル・スミスもアクションも大好きなので。

――アメリカ映画っていう感じの映画ですね。

茜屋:英語を勉強しないとっていう気持ちもあって、洋画を字幕で観ることが多いんです。特に最近は、1980年代とかちょっと昔の作品に興味があって。あと、日本の時代劇も観てみたいなと。

――時代劇? ジャンルが幅広いですね。

茜屋:食わず嫌いなところがあって、ちょっとジャンルが偏っちゃっていたので。日本の映画も、観るとすごく面白いんですよね。

――英語がもっと上達したら、やってみたいことはある?

茜屋:個人でもi☆Risでも、海外に行きたいです! 本場のブロードウェイの舞台を観てみたくて。日本でも舞台化されている「キンキーブーツ」とか。

――秋田美人の茜屋さんは本当に色白ですけど、美容で気をつけていることは?

茜屋:じつは、美白ケアをしたことがなくて。部活の時も、冬になったら戻るからいいや! って日焼け止めくらいしか塗らなかったし。でも、さすがにハタチを超えたので、メイクさんに、肌が弱くてもできそうなスキンケアを相談したりします。

――きめ細かな肌は、秋田の自然で養われたものなんですね。

茜屋:そうだといいな(笑)。秋田の食べ物は本当に美味しくて。お米はあきたこまちをずっと食べていたし、野菜もそのまんまの味なんです。東京でサラダを食べた時、保存料の味がわかってしまって衝撃でした(笑)。

――秋田には、思ったことを素直に口にできる素直な人が多いとか。思い当たるところは?

茜屋:あぁ〜私はまったく違うんですけど(笑)。どちらかというと、思ったことを言えずに自分の中に押さえ込んじゃうほうなので。

――では、男性の好きな仕草や服装ってありますか?

茜屋:誤解を招くかもしれませんけど、ちょっとチャラそうな感じが好きです(笑)。髪色を派手にしてたりとか、アクセサリーをオシャレにつけてたりとか。たとえば、ほどよく髪色が明るくて、白いTシャツとジーンズにネックレスを1つつけているような感じ。いきすぎない原宿系というか。

――ハードルが高そう。

茜屋:でも、意外と中身はしっかりして、外面と内面のギャップがあるという。オシャレでイケイケなのに、自分の夢をしっかり語れる芯のある人。…好きなタイプになっちゃいましたね。

――いえ、とてもわかりやすいです(笑)。好きな仕草は?

茜屋:腕をまくったときに見える筋も好きですけど…。一緒にお店を探していたとして、迷いそうになって、「このへんじゃね?」と周りを見回したときの横顔の角度。自分より背が高い相手を見上げた時に見える首筋…?

――すごくピンポイント(笑)。やっぱり自分より筋肉があったほうがいい…?

茜屋:あんまり筋肉質すぎず、普通くらいがいいのかな。腕は鍛えてなくても、腹筋はしっかりしてるとか。

――肉体系ならではのコメントですね。では、生きているうちに絶対やりたいことは?

茜屋:なんだろうな〜。すっごく貪欲だからなあ〜。…永遠にお菓子を食べ続けたい! カロリーを気にせず、お菓子の家で壁に食らいつくくらい(笑)。

――お仕事で新たに挑戦したいことは?

茜屋:ストレートな役を演じさせていただくことが多いので、悪役とかちょっとひねった役に挑戦したいですね。心に闇を抱えていて表現が難しい役とか。もっとお芝居の幅を広げたいので。

――最後に、読者に伝えたいことを教えてください!

茜屋:2016年前半は、うるさいくらい「お芝居、お芝居」って言ってましたけど、最近は声優だけでなく舞台にも出させていただいて。本当に大好きなことなので、もっともっとジャンルを問わず、いろんなお芝居をしていきたいです。まだできないことがたくさんあるので、そういった壁を取っ払っていけるようにもがんばりたいです。みなさん、ぜひ応援してください!

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

◆撮影協力

magic tone studio(マジックトーンスタジオ)

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト」