1日、、中国最大の砂漠の湖は年々湖面が縮小し、魚の姿もほぼ消失、絶滅が危惧されるゴビズキンカモメの数も急激に減るなど、生態環境が悪化している。

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2016年8月1日、中国紙・経済参考報によると、中国最大の砂漠の湖は年々湖面が縮小し、魚の姿もほぼ消失、絶滅が危惧されるゴビズキンカモメの数も急激に減るなど、生態環境が悪化している。このままでは「さまよえる湖」と呼ばれ消滅したロプノール湖と同じ運命をたどる恐れが高まっている。

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陝西省神木県にある「紅[石咸][シ卓]」は中国最大の砂漠の淡水湖で、国家レベルの水利風景名勝区、省レベルの自然保護区に指定されている。水域面積が最大だったのは1969年の67平方キロメートルだが、すでに往時の面影はない。

神木県政府によると、長年にわたって水位が下がっていたが、とりわけ2006年ごろから急激に水位が下がるようになり、現在の水域面積は32.8平方キロメートルにまで減少。平均水深は8.2メートルから4メートル足らずになっており、このままでは10年以内に干上がってしまうとみられている。

陝西省水利庁は、同湖の湖水はPH(水素イオン指数)が9.8とアルカリ性になっており、本来生息していた17種の淡水魚は生息できない環境で、すでに消失したと予測している。生態環境が急激に悪化している背景には、ダム建設などで湖水の補充が不十分になっていることと、周辺での鉱物資源の開発があると、県観光局の責任者は話している。(翻訳・編集/岡田)