写真提供:マイナビニュース

写真拡大

ルネサスエレクトロニクス(ルネサス)は8月2日、化合物デバイス事業においてマイクロ波デバイスから撤退し、フォトカプラやレーザーダイオードなど光デバイスに注力すると発表した。

同社の化合物デバイス事業のマイクロ波デバイスについては、システムLSIへの周辺部品取り込み増加による市場規模の縮小に加え、台湾を中心とした競合メーカーの台頭による価格下落が進んでおり、将来の採算確保が困難な見通しとなっていった。一方、同事業のマイクロ波デバイス以外の光デバイスについては、生産構造改革の効果や堅調な市場成長により業績が継続的に改善していることから、マイクロ波デバイスからの撤退および光デバイスへの注力を決定した。今後、新たなマイクロ波デバイスは開発せず、すでに量産されているマイクロ波デバイスの生産・供給については、顧客と相談しながら2年程度を目処に停止する予定。

光デバイスについては、産業用途向けに信頼性の高いフォトカプラに引き続き注力するとともに、スマートフォンの普及などに伴い通信容量が急速に拡大するデータセンターや基地局などに対応するため、光通信用高速レーザーダイオード/フォトダイオードの開発を加速させ、事業の拡大を図る。

なお、ルネサスは今回のマイクロ波デバイスからの撤退が2016年12月第1四半期の業績に当てる影響は軽微だとしている。

(神山翔)