ポケモンGOにまったく興味ない人でも、この記事を読めば猛烈にやりたくなる

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「ポケモンGO」が上陸して12日が経過した。立ち入り禁止区域が未だにスポットになっていたりと、細かい問題は続いているが、ひとまず騒動は落ち着いたように見える。そして周りを見渡すと“まったく興味ない派”と“どっぷりハマってる派”に分かれてしまった感がある。ここで筆者は「興味がまったくない人でもプレイしたくなるポケモンGOの魅力」をお伝えしたい。

まず筆者であるが、流行りものを取り上げては執筆するライターという仕事を生業としていることから、話のネタに「ポケモンGO」を始めた異端のユーザーだ。さらに面白いと思いながらも生来出不精なので未だに「レベル5」というゲームを語るには不出来なユーザーだ。

そこで強力な援軍をお願いした。上陸当日にダウンロードしてどっぷりハマりっぱなしという作家の松井政就さんだ。カジノ研究の第一人者として注目される一方、芸術から政治、経済、エンタメ、スポーツまで幅広いジャンルに造詣が深く、著述を重ねてきた博覧強記の人物である。既に米国で社会現象となっていたポケモンGOに関心を示すのは必然であった。

■昆虫採集、捨て猫を拾う感覚と一緒

その松井さんが「まだやったことがない人も恥ずかしがることはありません」と優しく語り掛け、「錦糸町や上野の公園に行ってみてください。ズラリと並んでポケモンGOやっているのはみんな大人ばかりです。中には老眼のためか、スマホを顔から離しながら、ピョン、ピョンとモンスターボールを投げている大企業の課長のような人もいます」と現場を実況する。

これまでスマホゲームに見向きもしなかった大企業の課長というホワイトカラーのエリート層をも捉えて離さない魅力とは? 「ポケモンGOはパズルや対戦タイプというスマホゲームの主流から離れた存在なのです。例えるなら昆虫採集でしょうか」

それはうまい表現ですな。「約150種類のポケモンを捕まえに出掛けるゲームであり、珍しいポケモンを捕まえたいと思う気持ちは、珍しい蝶を捕まえたい気持ちとそっくり」と松井さん。「でも昆虫採集とは決定的に違う点があります」と語気を強くする。

「ポケモンGOでは『図鑑』という容れ物の中に集めたポケモンが“住んで”います。クリックして動く様子は動物園を覗いているかのようです」(松井さん)

学校の帰り道に見つけた捨て猫を拾ってくる感覚にも似ているという。「ポケモンのキャラクターはかわいいからです。2頭身だったり、まん丸に足が生えているような姿は何とも言えない愛嬌があります」と力説する。

■ゆるキャラブームの原点はポケモンにあり

そして、松井さんはここ数年で最高潮を迎えている「ゆるキャラ」ブームの原点はポケモンにあると指摘。「時間軸としては、ゆるキャラが生まれる遙か昔からポケモンはいたわけですから、ポケモンがゆるキャラに似ているというよりは、ゆるキャラがポケモンのイメージから派生したと言えるのかもしれません」と分析する。

昆虫採集や捨て猫を拾うという子供時代のノスタルジアに加え、全国津々浦々に広がったゆるキャラブームで裏付けられた“ゆるいもの好き”という国民性。日本中の大人がポケモンGOにハマる下地はできていたのだ。

その証拠に周りを見てほしい。ポケモンGOを始めていないのは「端から興味のない」と宣言している大人ばかりではないか。裏を返せば一度でもやればハマってしまうということに違いない。

ポケモンGOの上陸に当たって、政府の内閣サイバーセキュリティセンターは「ポケモントレーナーへのおねがい」という注意文を発表した。

よく読むと「予備の電池を持とう」「熱中症を警戒しよう」「お天気アプリは必ず入れよう」というように、実は“気をつけてポケモンGOで楽しく遊ぼう!”という応援メッセージとなっている。ある意味“お国のお墨付き”でもある。大人だって堂々と興じていいのだ。恥ずかしくなんかないのだ。

松井さん、最後の締めくくりをお願いします! 「たくさん捕まえるのもよし、気に入ったポケモンを眺めているだけでもよし。要するにどんな遊び方でもよいという、実にゆるい平和なゲームです。そして無料で遊べる点が何よりGOODです」

「教えて!goo」では「『ポケモンGO』をやっていますか?」ということで意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:松井政就
作家。「賭けに勝つ人嵌る人」(集英社)「ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている」(講談社)「本物のカジノに行こう!」(文春新書)など著書多数。政治、経済からスポーツ、エンタメまで幅広い分野に精通している。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)