イーロン・マスクCEOが率いるスペースXによって開発/運用が行われているドラゴン宇宙船。そのドラゴン宇宙船に新たなミッションが課されました。NASAはスペースXに対し、2回目となるドラゴン宇宙船での「宇宙飛行士のISS(国際宇宙ステーション)への輸送ミッション」の契約を結びました。
 
今回のミッションでは、スペースXは最大6回のフライトで宇宙飛行士をISSへと運送します。すでにボーイングは2015年の5月と12月に宇宙船「CST-100」による宇宙飛行士の輸送ミッションを契約しており、スペースXも昨年11月にNASAと契約を行っています。今後両社は宇宙船や搭載機器を製造/テストし、認証を得た後2回〜6回の輸送ミッションを行います。
 
今回の契約では、具体的な打ち上げの日程などは明かされていません。しかし予定では、2〜3年の期限をもって輸送ミッションが行われる予定です。そしてその期間中にスペースXとボーイングは宇宙船や打ち上げ用ロケットの開発を行います。
 
現在スペースXは4つの有人タイプの宇宙船「ドラゴンV2」を製造しており、そのうちの2つは認証テストに、そしてもう2つは2017年の打ち上げに利用される予定です。またドラゴンV2には最大4人のNASA、あるいはNASAとスポンサー関係にある宇宙飛行士が搭乗します。そしてISSに接続されたドラゴンV2は210日にわたって係留され、ISSの救命艇としての役目を負います。
 
NASAのISSチーフサイエンティストのJulie Robinson氏は、「スペースXとボーイングによる商業的な宇宙飛行士の輸送ミッションにより、我々は近いうちに7番目のクルーをISSへと届けます。これにより、宇宙飛行士はより長時間ISSでの研究を担当することができるでしょう」と語っています。これまでISSへの道のりは国家的なプロジェクトとして行われてきましたが、商業サービスがその役割の一端を担う日までもうわずかなのです。
 
Image Credit: Space X
■SpaceX receives order for second manned mission
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