A horse bound for the 2016 Rio Olympic Games is loaded into its stable for the flight - 29 July 2016 -`Pic Jon Stroud

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 オリンピック馬術競技用の馬の第一陣が、特別貨物機に乗ってリオ2016オリンピック会場に出発した。ふむふむ、と読み飛ばしてしまいそうだけど、「ちょっと待って。いったいどうやって乗ってるの?」という質問にFEI(国際馬術連盟)が答えてくれている。 飛行中の気晴らし映画もあるし、パスポートや機内食もあるらしい。

 10か国、34頭の馬が乗るカーゴは数百万ドルの価値がある代物だとか。専用パレットに積み込まれ、ボーイング777型機で約12時間の飛行。英・スタンステッドを出発した馬の所有国は、日本のほか、英国、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど。200頭を超える馬を9回に分けて輸送する第一陣だ。

 馬の平均体重は515キロ。馬具は9,900キロ。飼料6,000 キロ。人間の乗客と同様、馬にも重量制限があるのだそうだ。飛行中の気晴らしとして馬が見て気に入る映画は、『モンタナの風に抱かれて』『黒馬物語』『シービスケット』『緑園の天使』とその続編『インターナショナル・ベルべット 緑園の天使』なのだそう。

 “機内食”、つまり飛行中の飲食は、乾草と水。おいしくなるとの理由でりんごジュースを混ぜた水を飲む馬もいるという。そして、馬もパスポートを持っている。もっとも人間のアスリートと異なり、マイクロチップが埋め込まれていて、すべての馬に輸出用の健康証明書が発行される。そして、すべてのオリンピック出場馬は、幅112センチのストール(個室)に入っており、2頭で一つのパレットを使う。人間で言えばビジネスクラス。ファーストクラスに待遇を引き上げることもできるのだそうだ。人間だって12時間の飛行は結構な疲労。動物たちの苦労も想像にかたくない。