「ポケモンGO」子どもに悪影響なし!? ゲームの許容範囲をデータで検証

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みなさんは『ポケモンGO』、楽しんでますか? 筆者はあまりゲームが得意ではないのですが、幼いころ母親に「ゲームはダメ!」と言われ続けたことから、どこかしら罪悪感があるのかもしれません。

働く母親が仕事から帰った時、子どもがゲームをしているとつい「宿題はやったの!?」「ゲームばっかりして……」とお小言を言いたくなるかもしれませんが、『「学力」の経済学』という書籍によると、ゲームをすることが直接子どもに悪影響を及ぼすものではないことがデータに出ているとあります。

■ゲーム・テレビそのものが悪影響を及ぼすのではない

同書によると『セサミストリート』などの教育番組を見ていた子どもは、そのほかの子どもに比べて学力が高かったというデータもあるということで、「テレビを全く見せない」という方法が子どもにとって最善とは限らないことがわかっています。

<テレビやゲーム「そのもの」が子どもたちにもたらす負の因果効果は私達が考えているほどには大きくない>

と同書にありますが、ゲームを取り上げたところで勉強時間が増えるかというと、そうでもないのかもしれませんし、ゲームに没頭すること自体が問題になるのではないようです。

■ゲームは今や認知症予防にも!

「ゲームは悪影響」と考えるのは今は昔。TEDトークではダフネ・バヴェリア氏の研究で以下のようなことが発表されています。

<ビデオゲーム、それもアクション系の射撃ゲームでさえ、我々の学習能力、集中力、それにマルチタスク能力を高めることができるという驚くべき発見を披露してくれます。>

脳を刺激するゲームは、子どもに悪いものではないということだけでなく、認知症を予防したい高齢者にも有益だという人もいます。

■「ゲームをするなら1時間まで!」とルールを決めることが大事

これは大人にも言えることで、ドキッとした人もいらっしゃるかもしれません。

ゲームが子どもの脳をダメにするなど、直接的な悪影響はないのですが、同書のデータによると、「2時間以上ゲームやテレビに時間を費やすと、単純に勉強する時間がなくなる等の悪影響が出てくるということで、物理的に「ゲームの時間が長くなる=勉強する時間が短くなる」ということからの悪影響は当然考えられます。

ゲーム自体を“悪”とするのではなく、時間を管理することや計画を立てることなどに重点を置いてしつけることが必要でしょう。『ポケモンGO』で前を見ずに歩く大人にも、自己管理・リスク管理という点に気をつけて!と伝えたいものです。

以上、ゲームが子どもに与える影響についてご紹介しましたが、いかがでしょうか?

ここでの学びは“ゲームは意外と悪くない”、ということだけでなく、“イメージで物事を決めつけない”“判断材料にデータを活用する”ということだと思います。社会人である我々も、「気づいたらネットサーフィンやFacebookに数時間も費やしていた……」ということがあるかもしれませんが、子どもと一緒に改善したいものですね。