31日、韓国国内で「おいしくない」との悪評が高まり輸入ビールに押され気味の韓国産ビールが、日本など海外で人気を博している。写真は韓国で売られている缶ビール。

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2016年7月31日、韓国・東亜日報によると、韓国国内で「おいしくない」との悪評が高まり輸入ビールに押され気味の韓国産ビールが、日本など海外で人気を博している。

同日、韓国のビール業界によると、韓国の酒類メーカー・ハイトジンロ社が生産し、日本のイオンモールがプライベートブランド(PB)を冠し販売するビール「グランラガー アロマ」が日本市場で人気だ。イオンモールでの販売開始から約5年、最近では同商品がイオンモールチェーンでのビール販売量2、3位に食い込むまでになっているという。350ミリリットル缶1本の価格は税込み181円で、日本の主要メーカーのビール製品より20〜30円ほど安い。ハイトジンロは「低価格であっても味がいいこと」が日本の消費者の心をつかんだと説明しており、「PB製品の協力会社選定に厳しいことで有名なイオングループも、このビールの品質に満足した」と自信をみせている。

ハイトジンロ社のビールはイラクでも人気を集めている。輸出を開始した06年当時、年間輸出量は1万6500箱(1箱500ミリリットル缶20本)にすぎなかったが15年には20万7000箱にまで成長、今年上半期だけで前年同期対比40%以上の伸びだ。同社が中東地域輸出用に開発したビール「ハイト ストロング」が、現地の人々の嗜好(しこう)や気候にマッチし成功したとみられる。

海外での人気を受け、韓国の酒類業界関係者は「『韓国のビールはまずい』という国内の消費者の認識を変えるためにも、海外の有名ビールメーカーのように多様な種類のビール開発・輸出に力を注ぐ必要がある」と話している。

報道を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「国産車にも国内用と海外用があるように、ビールも中身が違うみたいだね。韓国企業が国民をカモとみている証拠だ」
「結局、海外で人気のビールは国内で売られてる物と種類が違うってことだよね。ただの国内用と輸出用の差別じゃないか」
「まずいという真実に変わりはない」

「国内消費者の味覚に合わせようとする考えはこれっぽっちもないのか」
「中東の場合は分からないけど、韓国のビールが日本でよく売れるのはおいしいからじゃない。ただ安いからだよ」
「『隣の芝生は青くみえる』ということ」

「韓国のビールはまずいわけではなくて、種類が乏しいんだよ」
「じゃあそっちでたくさん売ったらいいさ。僕は飲まないから」
「韓国企業が海外でうまくやっているという話を聞くと、なぜだかいい気がしない」
「“韓流”にうまく便乗したんだろう。韓国ビールの実態を知った人なら誰も飲まないはずだ」(翻訳・編集/吉金)