7月31日に行われた東京都知事選で小池百合子氏が当選し、史上初の女性都知事が誕生することとなった。前任者の舛添要一氏は、政治資金の用途に関する疑惑によってその座を追われた訳だが、中国メディア・第一財経済週刊が同31日に掲載した記事によると、その理由があまりにも「萌える」のだという。(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF)

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 7月31日に行われた東京都知事選で小池百合子氏が当選し、史上初の女性都知事が誕生することとなった。前任者の舛添要一氏は、政治資金の用途に関する疑惑によってその座を追われた訳だが、中国メディア・第一財経済週刊が同31日に掲載した記事によると、その理由があまりにも「萌える」のだという。

 「日本という国はどうしてこんなに萌えるのか」と題したこの記事が言及した、舛添氏のスキャンダルが「萌える」理由は、政治資金でマンガ「クレヨンしんちゃん」の単行本を購入したとされる点だ。記事によれば、政治資金の流用という疑惑と、「クレヨンしんちゃん」というギャップがあまりにも「萌える」とのことである。

 記事はその上で、日本の「萌え」について紹介。「美少女キャラクターを見た時に、血が湧き上がるような精神状態」と中国大手サイト「百度」の「百度百科」で説明されている事を伝えるとともに、特に「二次元世界における萌え」の破壊力はものすごいと解説した。「日本国憲法第9条を擬人化するなど、日本人にしか思いつかない、この民族の天賦の才能だ」と評している。

 そのうえで、日本には八百万の神が存在するという宗教観があり、その影響により日本人には万物を人に例える習慣が備わっていったと解説。また、日本人が「萌え」文化に癒やしを求める背景には、社会的なストレスや、「大きくなりたくない」という心理が大いに関係しているとも論じた。

 記事は最後に再び舛添氏の話題に戻し、「彼が辞職を拒んでいた理由は『リオ五輪で東京を他人の笑いものにしたくない』というものだったが、もし彼が五輪の開閉会式に出席しようものなら、テレビの前の視聴者から『ああ、これが政治資金でクレヨンしんちゃんを買った知事か』などと指差される。それこそお笑いじゃないか」と結んでいる。

 「萌え」は時として「かわいい」に近いニュアンスになることがある。二次元の世界で「萌え」を感じるのは大いに構わないが、今回記事が指摘する「萌え」には、子供っぽい、幼稚といった、恥ずかしい部類の感覚が多分に含まれているように思える。今後、一刻の首都である行政府の長を巡って、こんな「萌え」が起こらないようにしてもらいたいものだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF)