2016年7月30日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

投稿したのは、社会学者の古市憲寿さん。写真は、「ポケモンGO」の画面だ。ポケスポットとして紹介されている岡田劇場は、2011年3月11日に発生した津波で流出した映画館である。

今はもうない映画館がポケスポットとして残り続ける......いったいどういうことなのだろう?

「記憶のポータル...これは語り継がれてほしい」

冒頭のツイートに関連して、こんなツイートも寄せられている。

Ingress(イングレス)は、ナイアンティック社が開発・運営を行う、スマートフォン向けのオンライン位置情報ゲーム。「イングレスの東北復興支援イベントで、現地の方々から津波から生き残った貴重なデータを譲り受け申請された特例的なポータル」を「記憶のポータル」と呼んでいるという。

その「記憶のポータル」が、同じくナイアンティック社が開発に携わったポケモンGOの中でも、生き続けているというわけだ。

ツイッターには下のような声も届いている。

「VRの中で記憶が生き続けるのってすごいな」「ポケモンに限らず、ゲームというもののワクを超えた可能性みたいなのを感じる」といった感想もある。

「記憶のポータル...これは語り継がれてほしい」「みんなの心にたしかに存在し続けるんだね」「なんか泣けてきた。記憶のポータルか...」という声もあった。

石巻市。2013年8月撮影。写真はイメージです(Yoshihide Urushiharaさん撮影、Flickrより)