ふわふわの肉まんが危ない!(shutterstock.com)

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 そろそろお盆休みの海外旅行の計画も具体化した頃だろう。2014年の日本人海外旅行先ランキングを見ると1位はアメリカで約358万人、2位が中国で272万人、3位が韓国で約228万人となっている(日本政府観光局・国際観光振興機構の集計)。

 ここ数年、中国人観光客による日本での「爆買い」が話題になっているが、日本人にとっても隣国・中国は、人気の高い旅行先だ。そして、中国観光の魅力の一つといえば、やはり「食」ではなかろうか。

 がしかし、在外中国人向けのニュースサイト「大紀元」日本版に2016年06月6日に「美味しいほど危険?中国で気をつけたい5つの食品」という興味深い記事が掲載されている。以下、同記事を抜粋して紹介する。

美味しいほど危険? 中国で気をつけたい5つの食品

 ダンボール入り肉まんや毒粉ミルクなど、中国産食品の安全性が問題になって久しい。その背景には食品生産者の「儲けるためなら消費者に健康被害が出ようがかまわない」という、中国で横行する拝金主義にある。特に外食は、美味しければ美味しいほど、食の安全性を疑う必要性がある。中国に滞在するなら以下の5つの食べ物に気をつけよう。

 屬任たてフワフワ」の中華まん
 できたての中華まんは柔らかくて美味しい。このフワフワした食感を長く保つために、陝西省のとあるレストランでは、発酵の際に特殊な発酵粉を使っていた。中国食品薬品監督管理局によると、この発酵粉には金属アルミニウムが含まれており、人が摂取すると骨格と神経に多大な損害をもたらし、記憶力の低下とアルツハイマーを誘発する。2014年以降、中国では、この発酵粉の使用が禁止されているが、厳格な取り締まりもなく多くの飲食店で使用されている。

∨稾入り料理
 2014年に中国のレストランで、リピート率を高めるためにアヘンやモルヒネの原料であるケシの実を麺料理に入れていたことが発覚し、逮捕されるニュースがあった。また、2105年8月、ある男性が兵役に服する際、健康診断の当日にレストランで一杯の麺を食べたところ、検査結果でモルヒネの陽性反応が出たという。2011年から2015年までに、中国19省で合計80軒以上のレストランでケシの実が使用されていた。

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 低糖質ダイエットなどで日本でも認知が高まっている乾燥湯葉(豆腐皮・干豆腐)は、炒めものなどに使われる中国では一般的な食材。しかし、その多くは、危険性の高い化学添加剤が含まれている。2013年、「豆青」というブランドの湯葉から毒性の高い漂白剤ロンガリット、ホルモン、ホウ砂等の有毒な化学添加剤が検出された。ロンガリットを使用した乾燥湯葉は色が白くなって新鮮に見え、弾力性が増す。ホルモンは発がん性物質であり、最悪死に至る場合もある。
「新鮮に見えるエビ」も危ない

た形に見えるエビ
 青島日報の2015年9月の報道によると、中国山東省のいたる所で、発がん性のある猛毒のホルムアルデヒドに浸されたエビが売られていた。ホルムアルデヒドに浸したエビは白さが増して長く鮮度を保っているように見え、殻もむきやすくなる。ホルムアルデヒドは本来、建築物あるいは動物の標本を保存するのに使用するもの。人が摂取すると鼻がんや咽頭がん、結腸がんを誘発する。中国大陸では、2002年から至る所でホルムアルデヒドに浸したエビが販売されている。

ゥ曠砂入りの麺類
 2015年9月、ガラスや子供の玩具のスライムの原料になるホウ砂を麺の添加物に使用したとして、福建省のとあるラーメン屋が逮捕された。ホウ砂は有毒物質として中国で使用禁止されている。一定量以上を摂取すると、食欲減退、消化不良、栄養吸収阻害、脂肪分解の促進により体重が減少する。中毒症状としては、嘔吐、下痢、紅斑(皮膚の充血による)、循環器系統障害、ショック、意識不明などがある。致死量は、成人で約20グラム、子供は約5グラム。

中国旅行で安全で美味しい食事を楽しむには?

 なるほど、中国から輸入された加工食材のみならず、国内で消費される加工食材にも安全性の懸念があるようだ。「地元の人が食べているから安心」なんて理屈は通用しない。「食は広州にあり(食在広州)」も今は昔。中国人の富裕層が、大挙して日本を訪れるのも「日本の食品=安全」という安心感があるからだという。

 では、どうすれば中国旅行で安全で美味しい食事が楽しめるのか?

 日本に比べ物価が安いからといって、ケチってはいけない。中国人の富裕層が利用する高級レストランを利用すれば、そのリスクも多少は低くなるはずだ。ただし、その味が、コスパ的にどうかは自己責任。国内外問わず、「安全と安心」にはカネがかかることは、もはや世界の常識なのだ。
(文=編集部)