キレるのは、子供からのSOS

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近年、すぐキレる子供が増えているといわれています。また、子供の暴力の低年齢化も叫ばれています。なぜ、このような子供が増えてしまったのでしょうか?その原因と対処法について紹介したいと思います。

■ 食生活

主食では精製された白米を食べる家庭が多いです。朝食では、砂糖などが多く使われた菓子パンを食べたりする家庭もあるでしょう。この精製された穀物類を多く食べてしまうことが、子供がキレやすくなる原因の1つといわれています。このような穀物類を大量に摂取することによって、低血糖症になる可能性があるのです。また、砂糖を大量に摂取することも、低血糖症になってしまうことがわかっています。過去大きな少年犯罪を起こした少年たちの食生活を覗いてみると、1日の砂糖摂取量がかなり多量でした。

低血糖症になると、血糖をコントロールする力が減少してしまうのです。低血糖症になってしまうと、神経が過敏になってしまい、イライラすることが多く、結果キレやすくなってしまいます。この場合は、食生活を改善し野菜や果物、全粒粉などを積極的に摂取することで、低血糖症を改善することができます。疲れやすさやだるさなどの体の不調も改善し、イライラも減少します。そうなることで、子供をキレにくくすることができます。また、精製穀物類や砂糖の過剰摂取以外にも、カルシウム不足やジャンクフードやファーストフードばかりの偏った食生活もイライラすることが増え、キレやすい子供になってしまいます。注意しましょう。

■ 生活習慣

最近では、子供の睡眠時間が極端に短いことが問題となっています。一昔前では、学校が終わってからは暗くなるまで遊び、そしてご飯を食べ、お風呂に入り、9時前には就寝する子供がほとんどでした。しかし、最近の子供たちはどうでしょうか?学校が終わってからは習い事が待っています。多い子供は、週5日〜6日は放課後の習い事があります。そうなると、学校が終わって習い事に行き、それから20時〜21時ごろに帰宅をして、そこからご飯、お風呂、宿題……としていれば、あっという間に就寝時間が23時、0時になってしまいます。そして、朝は学校があるから6時には起きなければなりません。これでは6時間しか寝られません。小学生低学年の理想の睡眠時間は10時間〜10時間半です。

6時に起きるとして、20時には寝るのが理想ということになります。睡眠がしっかりとれていないと疲れが溜まり、頭痛など体の不調が起こります。その状態が続くことでイライラすることが増え、キレやすい子供へとなっていってしまうのです。勉強することも大切ですが、それよりも明るく元気に子供らしく過ごすことが何より大切なことです。もし、睡眠時間が十分にとれていない場合には、習い事を減らすなどの対策をとり、子供たちに十分な睡眠をとらせてあげましょう。

■ 家庭内の問題

子供の両親が不仲で、毎日ケンカが絶えない場合、父親や母親からの子供への暴力も、キレやすい子供になる原因となっています。また、両親からではなく、兄弟からの罵声や暴力なども原因となります。暴力まではいかないまでも、育児放棄や子供に関心がない場合、また反対に、厳しすぎるしつけや体罰、そして命令や小言が多い家庭も、キレやすい子供になってしまう可能性が高いです。子供は、家庭での雰囲気を敏感に察知します。子供は生まれながらに両親が大好きです。しかし、その両親から暴力を受けていたり、認めてもらえない、叱られてばかりだとすると、家庭に自分の居場所がないと感じてしまいます。そして、自分は本当に必要とされる存在なのかを試したくなります。

それが、キレるという行動になって現れてくるのです。こういった場合には、まず家庭内の大人が改善に向かって努力をしなくてはなりません。家庭内だけではどうにもならない場合には、専門の期間に相談することをオススメします。家庭内の雰囲気が良くなり、両親に自分を認められ、存在価値があると思うようになると、子供はキレなくなります。それまでは長い時間がかかりますが、地道に頑張っていきましょう。

■ おわりに

キレる子供は、実は周りの環境が作り出していることが多いのです。子供がキレるということは、子供からの何らかのSOSだと判断し、親が原因を探してみましょう。そして、原因を改善することで、キレることが徐々に少なくなり、そして最後にはほとんどなくなることでしょう。

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(著:nanapiユーザー・いかくん 編集:nanapi編集部)