夏風邪は治りが遅いので要注意

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夏が近づいてくると、子供たちの間で夏風邪が流行し始めます。夏風邪のウイルスは、高温で多湿を好みます。なので、梅雨に入ると夏風邪の流行時期になります。代表的な夏風邪の症状や予防法などを紹介します。

■ ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナの特徴は、40度近い高熱と喉の水泡です。熱は一気に上がってしまうことが多いので、熱性痙攣(けいれん)を引き起こす子供もいます。注意が必要です。高熱は3日ほどで治まります。しかし、喉が痛くて水分もまともに摂れない場合もあります。そういった場合には、脱水症状になってしまうので、すぐに病院を受診しましょう。喉の水泡はしばらくすると、つぶれます。水泡が潰れると潰瘍とよばれ、かなり強い痛みを伴います。

喉の痛みが強いため、1週間ほど食事が摂りづらくなります。子供も痛みから不機嫌になり、よだれが多くなるというのも特徴です。喉越しの良い麺類や、プリンやゼリーのようなものをたべさせてあげましょう。高熱は低年齢の子ほど多く、年齢が上がるにつれてあまり熱が上がらなくなります。高熱は3日ほどで治まりますが、それ以上高熱が続く場合には髄膜炎を起こしている可能性もありますので、必ず病院を受診するようにしてください。

■ プール熱

プール熱は、正式には咽頭結膜熱といいます。夏は、幼稚園や小学校などではプールを行いますが、このプールの水や同じタオルを使うことによって感染しやすいことから、プール熱と呼ばれています。急な高熱から始まり、5日程度続きます。そして、喉の痛みが出始め、結膜炎の症状が現れます。結膜炎の症状は、片方の目から始まるのですが、もう片方の目にも広がっていくという人が多いです。これら以外の症状としては、強い腹痛からの下痢や、嘔吐、頭痛を訴える子供もいます。プールに入る前のシャワーをしっかりとして予防をしましょう。

■ 手足口病

ヘルパンギーナやプール熱と異なる点は、熱が比較的高くならないということです。高くならないといっても、38度台ぐらいにはなります。38度台の発熱から始まり、食欲が低下していたら、手足口病を疑いましょう。熱が下がる頃になると、手の平や足の裏、膝の辺りに発疹が出るのが特徴です。口の中が痛いと食事が摂れなかったり、水分が摂れず脱水になってしまう場合もありますので、水分が摂れない場合には病院を受診するようにしましょう。

■ 治療法

ヘルパンギーナ、プール熱、手足口病はすべてウイルス性の風邪の一種なので、特効薬がありません。なので、対処療法になります。喉の痛みを軽くしたり、熱を一時的に下げる解熱剤が処方されたりします。処方された薬をきちんと飲みながら、こまめに水分を摂って、熱が下がり、ウイルスが体から出て行くのを待ちましょう。

■ 予防法

夏休みは、花火大会や海、室内の遊び場など子供たちを連れてお出かけすることが多いと思います。子供は思いっきり遊ぶので、どうしてもくたくたになります。疲れが溜まっているところに、人込みでウイルスをもらってしまうと、一気に調子を崩すことがあります。子供が疲れているなと感じたときは、お出かけの予定を延期したりして、人混みに出かけないように注意してあげましょう。また、出かけるときにはマスクをしたり、手洗いうがいをしっかりするなど、きちんと予防するようにしましょう。

■ おわりに

夏風邪は治りが遅く、体力が奪われるために、かなりしんどいです。日頃から規則正しい生活を心がけ、体力作りに励みましょう。夏風邪なんて吹き飛ばして、楽しい夏休みを過ごしていただければと思います。

(著:nanapiユーザー・いかくん 編集:nanapi編集部)