中国には日本製品の不買を主張する人が一部で存在するのは事実だが、中国メディアの騰訊はこのほど、中国サッカー界は絶対に「日本人選手の不買」を行ってはならないと警告した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国には日本製品の不買を主張する人が一部で存在するのは事実だが、中国メディアの騰訊はこのほど、中国サッカー界は絶対に「日本人選手の不買」を行ってはならないと警告した。

 日本人選手や日本人監督を好意的に受け入れる中国チームもあるが、愛国主義から日本人を拒絶するチームも中国には存在する。記事は以前に中国スーパーリーグのビッグクラブ広州恒大が日本人の有名選手を獲得しようとした動きがあったことを紹介。しかし当時の理事長やヘッドコーチに「強烈な民族主義の感情」があったために実現しなかったと説明した。

 もし広州恒大が日本人の有名選手の獲得に成功していたら、中国サッカー市場に巨大な利益がもたらされたに違いない。どんなスポーツについても言えることだが、チームに有名選手がいるかいないかで、その試合を直接あるいはテレビで観戦しようとする人の数は大きく左右されるからだ。

 もちろんこの有名選手が中国スーパーリーグでのプレーを希望しなければ実現しないことだとはいえ、「強烈な民族主義の感情」は中国サッカー市場にもたらされたであろう発展の道を閉ざす要因となる。

 記事はさらに2015年のアジア・チャンピオンズリーグ決勝第2戦で、広州恒大の選手がスポンサーである日系企業の社名が記されたユニフォームではなく、別の企業の名前の入ったユニフォームを着て出場した出来事にも言及。「もしある日本企業が1億元(約15億円)でスポンサー企業になると言って来たら、広州恒大は民族主義から断るのだろうか」と問題を提起した。

 ここで記事が主張したい点は明快であり、それは中国スーパーリーグにおいて、民族主義を理由に日本企業をスポンサー企業として選ばないということがあってはならないということだ。愛国主義から特定の国の選手を獲得しないという動きがあってはならず、それは「愛国主義に頼るだけでは中国サッカーを救えない」からだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)