時代の流れ、経済成長、外国文化の浸透により、中国でも美味しいコーヒーを飲めるようになった。ただし、コーヒーにはこだわろうとすれば、こだわれる部分がたくさんある。中国の人々は奥深い「コーヒー道」をようやく歩み始めたばかりと言えるかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)

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 時代の流れ、経済成長、外国文化の浸透により、中国でも美味しいコーヒーを飲めるようになった。ただし、コーヒーにはこだわろうとすれば、こだわれる部分がたくさんある。中国の人々は奥深い「コーヒー道」をようやく歩み始めたばかりと言えるかもしれない。

 中国メディア・環球網は28日、日本の「匠の精神」が西洋からやってきたラテアートと融合し、飲むのがもったいないほどの芸術品にまで高めた人物を紹介する記事を掲載した。記事は、東京・原宿のカフェで店長を務めているバリスタの山本カズキ氏を紹介。今年29歳の山本氏はかつてレストランで働いていた際にラテアートと出会い、カップから飛び出した猫が別のカップに描かれた魚を捕まえようとする作品がネット上で有名になり、国内外でのイベントに招待される人気者になったと伝えた。

 記事は、天賦の才能が自身のキャリアを築いたと説明するとともに、山本氏本人が「ラテアートで大事なのは、バランスを保つこと。真似しようと思う人がいるかもしれないが、自分のアイデアを模倣できる人はいないと思っている」とし、自らの仕事に自信を持っていることを紹介。さらに、3Dラテアートはすぐに消えてしまうが「それによってもたらされる楽しみは永遠のものだ」という自負心を持っていることも併せて伝えている。

 「好きこそものの上手なれ」という言葉があるが、あるものの魅力に取りつかれ、その道を極めようとする人というのは、何か輝いているように見える。「真似できる人はいない」という自信は、自ら積んできた研鑽への自信だろう。そして、さらなる高みを目指して他者の追随を許さない、という意識の現れとも言えるのではないだろうか。

 山本氏の作品やその姿勢には、中国の製造業がこれから目指そうとしている「匠の精神」に繋がるものがあるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)