AIが生み出す異空間…!NYの街を絵画のようにアレンジした映像が話題に

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AI(人工知能)を使い、実際の映像を水彩画のようなタッチに変えてしまった動画が話題となっている。

鮮やかな色使い、筆で書いたようなタッチ

この動画のタイトルは「NYC Flow」。特別な映像処理を施した「Deep Slow Flow project」というシリーズの1部として発表されたもの。

これを作り上げたのは、ニューヨークを拠点に活動をしているアーティストのDanil Krivoruchkoさん。

彼は実際の街で撮影されたスローモーション映像を、絵画的なスタイルに変えて表現した。

ハドソン川やワン・ワールドトレードセンター、地下鉄の駅や電車、そして人の姿も鮮やかな色使いで表現され、筆で書いた水彩画や印象派の絵画のようなタッチに変えられている。

AIのアルゴリズムによって作られる

実はこの作品はAI(人工知能)に組み込まれたニューラルネットワーク(人間の神経ネットワークを模した回路)のアルゴリズムによって生み出されている。

これを使えば、映像をゴッホやピカソなどさまざまな芸術家のスタイルに作り変えることができるという。

この技術を開発したのがドイツのUniversity of Freiburgの研究チーム。

彼らはこのアルゴリズムをもともと写真に適用してきたそうだ。

やがてこのアイデアを動画に導入するため、個別の映像フレームに適用させるだけでなく、2つのフレーム間に生じる逸脱部分に制限を加え、より映像がスムースに移行できるように工夫したとされている。

これまでもこの技術を使い、映像をさまざまなスタイルに変えてきたそうだ。

今回の「NYC Flow」もこの技術によって、見慣れた日常の景色とは異なる不思議な世界を生み出している。

単なるアニメでもなく動画でもない、この新たな技術を使えばさらに映像表現の幅が広がっていくのかもしれない。