彗星着陸機フィラエにさよならを・全力で遊ぶゲームコントローラー・家庭で楽しめるホログラムスクリーン(画像ピックアップ43)

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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースを集めてお伝えします。今週は「彗星着陸機フィラエにさよならを」、「全力で遊ぶゲームコントローラーSymGym」、「家庭用ホログラムスクリーンHolovit」といったニュースをまとめました。

SpaceX、回収したロケットの燃料噴射テスト

SpaceXが、目指すロケットの再利用に向けて、着陸に成功したFalcon 9ロケット1段目の燃料噴射テストを実施しました。噴射時間は実際の打ち上げでロケット切り離しまでにかかるのと同じ2分30秒で、この間に機体がなんらかの異常をきたさないかをチェックした模様です。

なお、テストに持ちだされたのは5月にJCSATの通信衛星打ち上げに使われたもので、長く失敗が続いたあと初めて無人船への垂直着陸に成功した機体ではありません。初めて回収に成功した機体はおそらく、「初の再利用ロケット」として再び宇宙へ送り込まれるはずです。
[Source : SpaceX(YouTube)]


全身で遊ぶゲームコントローラーSymGym

「ゲームばかりしていると運動不足になるよ!」とお母さんに怒られたのははるか昔。いまや実際に運動不足で階段を登るだけで息切れしている人も多いことかと思います。最近はWiiやKinectといった実際に体を動かすゲームも登場しはしてきましたが、それらはいずれも肉体に負荷のかからないジェスチャー、つまり運動の真似事に過ぎませんでした。シカゴのスタートアップ企業が製作したSymGymは、そんなあなたの弛んだ心と身体を芯から鍛え直す初のゲームコントローラーと言えるかもしれません。

SymGymの外観は椅子に2本のレバーと2つのスライド機構付きペダルがついただけという、思わず深夜の通販番組で出てきたらついつい電話をかけてしまいそうなデザイン。しかし、これでプレイステーションやXboxのコントローラーをエミュレート可能というから驚きです。デモではパックマンをプレイしているものの、これはおそらくSymGymの想定購入層を意識してもの。「そこはクレイジークライマーちゃうんかい」というツッコミはさておき、このコントローラーでストリートファイターVや鉄拳7を加齢華麗にプレイする人が現れるのを待ちたいところです。

メーカーは、SymGymの価格はまだ未定ながら、年内には個人やフィットネスジム向けに発売したいとしています。さらにSymGymを使った対戦型オンラインゲーム大会などを開きたいとして、そのプラットフォームを準備中とのことです。

【ギャラリー】SymGym (5枚)


[Source : SymGym]

運転免許なしで乗れるフルカウル三輪自動車

リッター34kmの低燃費をウリとする三輪自動車を開発中のエリオモーターズが、全米41の州でこのトライクに運転免許なしで乗れるようになったと発表しました。エリオモーターズが2012年にこのトライクの開発を始めた当初は11の州でしか資格緩和策が認められていませんでしたが、地道な関係機関への訴えかけが実った格好です。

このトライクは法律的には自動車と自動二輪車の間の新しい車輌カテゴリーになる模様で、車内にはハンドルとアクセル、ブレーキペダル、シートベルトとエアバッグという最低限の装備を備えており、価格は6800ドル(約70万円)とされます。
[Source : Autoblog]

家庭用ホログラムスクリーン「Holovit」が出資募集中

マイクロソフトはHololensでホログラムの実用性を広げつつありますが、家庭でもっと手軽にホログラムを楽しむ製品が開発中です。それがHolovit。この透明板は、スマートフォンやタブレット、ノートPCが、テレビなどのスクリーンに映る映像をホログラムとして見えるようにします。

実際にはタブレットなどの画面をスクリーンに反射させるだけではあるものの、元となる映像を正しい距離で投影すれば、明るい照明の下でも十分にホログラムとしてちゃんと見える明るさで表示が可能とのこと。

投影させる元の映像はただの動画や写真ではなく、ホログラム用に加工されたもので、ユーザーは専用のソフトウェアを使って映像を用意することになります。また3D効果はありません。それでも、未来的なイメージのあるインテリアとして、ホログラムをリビングに置いてみたい気もしないでもありません。

Holovitは、現在Indiegogoで製品化を目指して出資募集キャンペーンを実施中です。Holovitの大きさは3サイズあり、最も小さいタイプは79ドル(約8000円)の出資枠から見返りとして用意されます。

[Source : Holobit(indiegogo)]

彗星着陸機フィラエにさよならを

世界で初めて彗星への着陸に成功したESAの彗星着陸機Philaeは着陸時のトラブルによって行方不明になりつつも貴重なデータを地球へと届けました。その後は落ち着いた場所の環境が悪いのか十分な量の電力が得られないことがほとんどながら、時折目覚めては親機となる彗星探査機Rosetta(ロゼッタ)を経由して通信を回復してみせたりもしました。ESAが制作したRosettaとPhilaeの紹介動画が秀逸だったこともあり、世界各国でこの2機は人気を獲得しました。ESAも2016年2月にはRosettaからPhilaeへコマンドを送ることは終了したものの「Philaeが最後にまたなにかささやくかも」との思いで通信チャネルだけは常時開いたままにしていました。

しかし、現在67Pチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は太陽から遠ざかる軌道にあり、Rosettaも太陽電池による発電量を1日あたり4wも失っている状況では、もはやPhilaeの復活は望めません。PhilaeになりきってTwitterアカウントを運用してきたESAのチームは7月26日、Philaeのツイートも終了することに決めました。
ながらくRosettaとPhilaeの管制を担当してきたドイツ航空宇宙センター(DLR)は、ハッシュタグ #GoodbyePhilae で、Philaeへのお別れのツイートを受け付けています。

なお、ESAは9月には彗星探査機RosettaもPhilaeの待つチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へハードランディングさせ、そのミッションを完全に終了する予定です。