ブラジル相手に球際で必死に戦った南野。コンディションは上々だ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト特派)

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 リオ五輪の開幕を目前に控えた今、重視されるポイントのひとつがコンディションだ。どれだけ良い状態でピッチに立つことができるか。登録メンバー18人(久保含む)の犹転紊り度〞を5段階で評価する。
 
<コンディションの見方>
EXCELLENT > GOOD> AVERAGE > NOT GOOD > BAD
 
【FW】
興梠慎三(浦和) GOOD
チーム最年長として合流後から常にチームを牽引。プレーでは前線の基準点として攻撃の第1オプションを担い、セルジッペとの練習試合では手倉森ジャパンでの初ゴールを挙げた。フィジカルやボールキープも世界で戦える手応えを得ており、本大会での活躍に期待。
 
浅野拓磨(アーセナル) AVERAGE
途中出場したブラジル戦は「自分の特長であるスピードと裏への抜け出しが活きる場面は少なかった」と唇を噛んだ。久保が合流していないため、起用法はいまだ不透明も、耐えてしのぐのがベースの展開になると考えれば、切り札として後半から投入するのが有効か。
 
久保裕也(ヤングボーイズ) ―
スイスリーグ開幕戦で今季初ゴールを挙げるなど調子を上げていたが、同僚FWが左膝を負傷したのに伴い、所属クラブが派遣を拒否。霜田ナショナルチームダイレクターが交渉のためスイスへ飛ぶなど、出場の可能性を模索中だ。
 
【MF】
遠藤 航(浦和) AVERAGE
浦和でCBとしてプレーしている分、ボランチの感覚を微調整している段階だろう。ブラジル独特の間合いを差し引いても、ボールホルダーへのプレッシャーがまだまだ甘い印象がある。ナイジェリア戦に向けキャプテンとしてチームを盛り立て、「一体感」を高めたい。

大島僚太(川崎) AVERAGE
ブラジル入り後、発熱と下痢で練習を3日間欠席。ブラジル戦の前日練習まで別メニューだったが、ブラジル相手にブランクを感じさせないプレーを見せるほどコンディションは回復。初戦のナイジェリア戦に向けてさらに状態を上げられればチームにとって頼もしい。

南野拓実(ザルツブルク/オーストリア) GOOD
ブラジル相手に球際で必死に戦い、果敢にドリブル突破を仕掛ける姿は好印象だ。欧州組として日々世界を体感しているメンタルは、久保が合流していない今、手倉森ジャパンにとって心の拠り所のひとつ。「ゴールでアピールしたい」と話し、得点の時が待たれる。
【MF】
矢島慎也(岡山) AVERAGE
コンディションは可もなく不可もなく。気候の影響で運動量が落ちるといった懸念もない。もっとも、ブラジル戦のように守備に忙殺されるようでは、チームきってのユーティリティ性は生きない。攻守の切り替えを早め、「良い守備から良い攻撃」を体現していきたい。
 
中島翔哉(FC東京) NOT GOOD
ブラジル戦では同じミスを繰り返し、カウンターに出るチャンスを潰してしまった。入ってきたくさびを1タッチで捌く狙いは悪くないが、如何せんパスの精度が低すぎる。守備に追われる時間を減らし、数少ないチャンスが訪れた際に確実に決める準備を整えたい。
 
井手口陽介(G大阪) AVERAGE
発熱で合流が一日遅れた影響は感じられない。ただ、実戦で思うようなプレーが出ていないのも事実で、ブラジル戦は持ち味のボール奪取が影を潜めた。「正面衝突しても勝てない。2、3回当たるとか、ボール奪取(のアプローチ)を工夫しないと」と課題を挙げる。

原川 力(川崎) AVERAGE
ブラジル戦の立ち上がりは、鋭いスライディングタックルでピンチの芽を摘み、守備で貢献して見せた。しかし、攻守が切り替わった際にパスミスが多く、徐々にリズムを失う結果に。「良い状態」のパフォーマンスをできるだけ長く続けることが課題に挙がるだろう。